「汚れたの着させときな」 ズボラ夫にまつわる嫁と姑の感動的なエピソードが話題に
車にほったらかした作業着を洗濯してもらえないことを姑に言いつけた夫。
しかし嫁にかけられた姑の言葉は「汚れたの着させときな」という一言だった…
嫁と姑の感動的なエピソードがSNS上で大きな注目を集めている。このエピソードの主はオワタちゃんさん(@owt___ch)。
程度に差はあるが世の姑たちはついつい自分の子供の肩を持ち、嫁とは対立してしまいがちなもの。なんとも人間のできたオワタちゃんさんの姑のエピソードに対し、SNSユーザー達からは
「うるせぇなの意味がわからない。なぜ車を降りるときに一緒にもってこれないのか。持ってきさえすれば後は洗ってもらえるのに。
もしかして一緒に持ってくるという作業ができない?え?そんなに能力低い?謎すぎる。そんなんで表で仕事できてるのか?義母good job」
「うちも洗濯出しときなよって言うと"あーうるちゃいっ!"みたいな可愛さ(気持ち悪さ?)で言われるんですけど、ああん?てなりますw
反抗期の中高生かって思いますよね。
義母様わざわざそんな電話くれるなんて最高」
「ひいき無しで見てくれる素敵な義母さんですね。気分を悪くされるかもしれませんが自分の行動を棚にあげ自分の母親に告げ口する男はかなりヤバイと思います」
「こんにちは。義母さん素敵です。私は仕事で疲れたのをいいことに少しづつサボり、今では自分の分しか洗濯しないです。料理も気が向いた時だけ。夫と息子は個々にやってます。まるでシェアハウス」
など数々の称賛のコメントが寄せられている。
オワタちゃんさんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):お義母さんから「汚れたの着させときな」と言われた際の感想をお聞かせください。
オワタちゃん:嫁入りの身としてすごくありがたかったです。どうしても自分の子供は可愛いものだし贔屓目に見ることだって当然あると思うので、電話がかかってきた時点で覚悟はしていましたが、「嫌な思いさせてごめんね」と言ってくれて心が軽くなりました。母親なだけあって、色々な視点から息子(夫)を見てきたんだなとしみじみ思いました。
中将:義母のお人柄やオワタちゃんさんとの関係性についてお聞かせください。
オワタちゃん:とにかく女として強く生き抜いて、色々な苦労をしてきた人です。「憧れの上司」といった感じでしょうか(笑)。夫のいないところで2人でご飯も行きますし、コロナ前は2人でディズニーも行ったりしました。遠方に住んでいるので会う頻度も多くないですが、人間関係の距離はすごく近いところにあります。
中将:嫁姑関係に悩む方が大勢いらっしゃいますが、義理の母とよい関係性を築くための秘訣みたいなものはありますか?
オワタちゃんさん:正直こればかりは「義母ガチャ」かなと思ってます…。世代も違ければ生きてきた環境も違うので、そりが合わないのは当然のことなんです。そこをどう擦り合わせるかが大切だと思ってますが、恐らく嫁姑の関係性に悩んでいる方ってすでに手は尽くしてると思うんですよね。私は運良く義母ガチャでスーパーレアを引いただけで、そこの関係性に苦労をしていないんです。最初からうまくいってる人間が語る秘訣なんて所詮「クソバイス」にしかならないし、本気で悩んでいる方に失礼に値するので一言で「こうするといい!」とは言えません。
ただひとつ言えるのは、義母は自分の義母との関係に相当苦しんでいた人です。そこを「私は息子の嫁にこんな思いはさせない」と思う人間か、「私も苦労してきたんだからあなたも同じ思いをして当然」と思う人間かの差だと思います。
中将:お義母さんのお人柄について絶賛のコメントが多数寄せられました。反響についてご感想をお聞かせください。
オワタちゃん:びっくりの一言です。何気なくポロッと呟いたものがここまで伸びるとは思っていませんでした。みなさん引用リツイートやリプライで義母の返しにスカッとしてくださった方がとても多くて、同時に私もこんな義母になりたいなと思いました。
◇ ◇
「"夫が最悪で世の中のみんなに悪口を言いふらしたい"という観点ではなく"義母と私とのラブストーリー(笑)"という観点で見ていただければ幸いです」とオワタちゃんさん。嫁の立場の方にも姑の立場の方にもぜひ参考にしていただきたいラブストーリーだ。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)