カラテカ・矢部が「大家さんと僕」以来の新作漫画 絵本作家の父との“ノスタルジックな思い出”を描く
漫画家でお笑い芸人のカラテカ・矢部太郎さんが、絵本作家の父との思い出をの姿を描いた新作「ぼくのお父さん」を発売することになりました。手塚治虫文化賞短編賞受賞に輝き、シリーズ累計120万部を突破した大ベストセラー「大家さんと僕」以来の新作といい、6月20日の「父の日」にあわせ、新潮社から6月17日に発売されます。
矢部さんの父親であるやべみつのりさんは、絵本・紙芝居作家として知られています。主な作品に「かばさん」「ふたごのまるまるちゃん」「あかいろくんとびだす」「色セロハンあそび ぼくはうみ わたしはひかり」などがあります。
矢部さんが子どものころに不思議に感じていた「家にいて、ずっと絵を描いている」父親の姿と、自身の幼少期のエピソードが描かれているという同作品。40年前の東京・東村山を舞台に、つくし採取、自転車の2人乗り、屋根から眺めた花火など、ノスタルジックな心温まるストーリーが描かれます。常識にとらわれず、のびのびと子どもと向き合う父親の姿も注目ポイントだといいます。
矢部さんは「子供の頃、いつも一緒に遊び、絵を描いていた父が『みんなのお父さんとは違うなあ』とふしぎで、はずかしいこと、わからないことがたくさんありました。漫画に描くうちに……余計にわからなくなりました(笑)」とコメント。「父に読んでもらったら、『こんな理想の父親みたいに描かないでよ~』と言われて、どこをどう読むとそうなるのか、やっぱりわかりません(笑)。そんな『ぼくのお父さん』、みなさんも何か忘れていたことを思い出してもらえたりしたら嬉しいです。あと、ちょっと笑ってもらえたらさらに嬉しいです」と述べています。
A5判・全128ページ。1265円(税込)。