昭和の大ヒット包装紙ストップペイル柄がバッグになった!シモジマ担当者「主役うれし恥ずかし」

 包装材の製造販売シモジマ(東京都台東区)の人気デザイン「ストップペイル」を取り上げた付録付きムック「ストップペイル ファンシーBOOK」が6月16日、宝島社の「レトロ文具付録」シリーズから発売されます。

 ストップペイルは1970年代、シモジマのオリジナルブランド「HEIKO」から誕生した包装紙や紙袋のオリジナルデザインです。同社の「昭和の大ヒット商品」といわれるほどの人気を集め、2008年ごろまで流通しました。2020年秋、復刻版が限定発売され、昭和世代やレトロ雑貨好きを中心に盛り上がりをみせました。

 「ストップペイル ファンシーBOOK」の付録はストップペイル エコトートとギフトシール柄ブローチ、ファンシー紙袋3種セット。

 紙袋の柄がそのまま再現されたエコトートは、マチが広いたっぷりサイズ。持ち手は50cmあり肩掛けもできます。折りたたみ時に便利なスナップボタン付き。W29×H34×D11.5cm。

 金色のブローチはシモジマオリジナルの「HEIKOギフトシールベストウィッシュ」柄。シモジマファンにはキュンキュンくるアイテムになりそうです。

 ファンシー紙袋はストップペイルの他、トレイン、ニューリボン金の全3柄。いずれも人気柄のため見覚えのある人も多いのではないでしょうか。

■シモジマ担当者「昭和女子にはたまらないアイテム」

 シモジマの商品開発担当者に話を聞きました。

 ーー付録本の企画を聞いた時の感想は。

 「当社でストップペイルの紙製品を復刻した際にも多くの反響があり、さまざまな方に購入していただいたのですが、なにせ業務用の商品のため販売数量が多く、購入をためらわれているというお声もいただいていました。ですので今回、宝島社様からのエコトートを作りたい!というお話には、ストップペイル柄を懐かしんでいただいている方々にきっといい形でお届けできるのではと思いました。ありがたいお話をいただいてとても感謝しています」

 ーー付録3点の出来上がりについて。

 「本当に素敵な仕上がりで大変満足しています。柄の可愛さの再現性はもちろんのこと、袋のサイズ感や折りたためる便利さなど実用的にも優れた仕上がりにしていただきました。またブローチや紙袋も、昭和女子にとってはたまらない“おまけ”アイテムです!紙袋や包装紙は中に入れるものが主役でした。なのでいつも脇役だと思っていた私を主役にしていただいたようなうれし恥ずかしい気持ちですね!」

 ーーどのような方たちに手に取ってもらいたいですか?

 「子どもの頃にストップペイルを手にしていた方々にはもちろんですが、その娘さん世代の方にもぜひ手に取っていただきたいです。時代を超えて愛される魅力がこのストップペイルにはあるのでは?と勝手な想像を膨らませています」

     ◇

 「ストップペイル ファンシーBOOK」は税込1980円。宝島社公式ECサイト「宝島チャンネル」や全国の書店で予約受付中。

(まいどなニュース・金井 かおる)

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