「埃じゃ人間は死なない」「栄養バランスは給食に任せる」忙しすぎる働くママの心を「楽にした言葉」

働くママを元気づけてくれるもの、それは子どもの成長だったり笑顔だったり、上司の一言だったり、好きな歌だったり。そんな中に「楽になれる言葉」というのもあるのでは。それはなにも人生を変えるような名言ではなく、フッと力を抜いてくれる言葉。目が回るように忙しい毎日、いっぱいいっぱいになってしまったとき、すべて放り出して逃げだしたいとき…頭の中で思い浮かべるだけで「明日からまたちょっと頑張れそう」と思える言葉があったら素敵ですよね。ママたちの「楽になれる言葉」を聞いてみました。

■この世に無駄な時間なんてない

▽Kさん、子ども6歳、3歳、0歳

「この世に無駄な時間なんかない」なにかのドラマで主人公が言ったセリフ。

旧友のfacebookを見たりしていると、まだ独身だったり結婚してても子どもがいない人が多いということもあるのですが、みんなキャリアも高くて、海外にもよく行って、美味しいお店で外食しまくって…そういうのを目の当たりにすると、育児・家事・仕事・家と保育園と会社の往復で追われて自分の時間なんか全然ない、そんな毎日が無駄に思えて凹みまくっていました。

そんなとき、この言葉がグッと心に突き刺ささったんです。そう、こうやって髪を振り乱して育児して仕事して、という時間も無駄なんかじゃない、と。心が弱っていたのか、この言葉でちょっと楽になった気がします。

   ◇   ◇

▽Oさん、子ども4歳

「今のすべてが、きっとなにかにつながる」母に言われた言葉。

育休明けで復職早々、子どもが熱を出すわ流行病をもらってくるわで、保育園から連日呼び出される時期があり、母にも出動してもらったりしていました。そんなときに「もうこんな生活無理だわー。仕事なんか続けられないよ」と私が涙ながらに愚痴ったときに母が言ってくれたんです。

「今大変でくじけそうでも、この経験すべてがなにかにきっとつながるんだよ」と。そのときは「そんなこと言われてもねぇ」と思いましたが、数年たった今では子どもが熱を出しても「またか、はいはい」と大きく構えられるようになったし、精神的に強くなりましたね(笑)。

   ◇   ◇

…子どものことや仕事のことでジタバタして自分の時間がまったくないと、「私なんでことやってるんだ」という気持ちの襲われることありますよね。それが無駄だと思わない気持ちを持てれば救われることも。

■今日できないことは明日でいい

▽Sさん、子ども11歳、7歳

「今日できないことは明日でいい」仕事を割り切ったときに思いついた言葉。

性格的に「今日できることは今日やれ、明日できることもできるだけ今日やれ!」という主義でした。先延ばしすると気になって仕方ない。でも、育休明けは時短勤務だし、やれる量は限られています。最初の頃はできないことが気になって眠れなかったり、持ち帰って子どもが寝た後やることも。

そんなことをしていたら、復帰後1か月くらいで心身ともに参ってしまったんです。これは気持ちを切り替えないと、本当にやばいと思い、「いいや!今日できないことは明日でいい!割り切ろう!」と決めました。やっぱりしばらくは気になりましたが、今ではすっかりこの言葉が板について(笑)、すごく楽ですよ。

   ◇   ◇

▽Mさん、子ども8歳

「やりたくなかったらやらなくていい」ある人のブログで見つけた言葉。

「あれもやらなきゃ」「これも済ませなきゃ」常にそればかり考え、できないことにばかり気持ちが行ってしまっていたんです。「今日もシンクを磨けなかった」「お風呂のカビ取りできなかった」…それがまたプレッシャーになり、悪循環の日々でした。でも、この言葉で、別にシンクが汚くたって、お風呂にカビを発見したって「今日はやりたくないから、いっか」と思えるようになった。

「やらなきゃ」というプレッシャーから解放されました。そうしているうちに、「よし、今日はやるか!」って気になる日が来るんですよね(笑)。

   ◇   ◇

…「やるべきことを先延ばしにするな」一度は言われたことある言葉。でも、それに縛られてしまったら、どんどん辛くなってしまいそうですね。「今日はここまででいい」「やれるときでいい」など、いい意味で諦めることも大切なのです。

■「死なない、死なない」と楽に

▽Sさん、子ども11歳、8歳

「埃じゃ人間は死なない」保育園の同じクラスのママの言葉。

ウィークデーは朝も早く帰宅も遅いので、ほぼ掃除はできない。かといって、休日は疲れてしまって、四角い部屋を丸く掃除機をかける、という感じで超雑。部屋の隅に舞っている綿埃を発見しては「今日も掃除できなくてごめんね…」と心の中で子どもたちに謝っていました。

でもあるとき保育園ママと「掃除ってなかなかできないよね」という会話をしていたら、あるママが「でもさー、埃くらいじゃ人間は死なないからー!」と。まさに名言!なるべく掃除はしようと思ってはいますが、埃を見ても「死なない、死なない」と楽になりました(笑)。

   ◇   ◇ 

▽Nさん、子ども8歳、3歳

「栄養バランスは給食に任せればいい」ママ友の言葉。

これはまさに私が一番楽になる言葉です(笑)ウィークデーの夕飯は手抜きもいいところで、外食もしくは出来合いの総菜ばかり。「栄養バランスもなにも考えていなくて申し訳ない」と思っていた時に、子のママ友の言葉でスッと楽になったんです。「そう、給食でしっかり栄養を摂って、家ではみんなで楽しく食べられればそれでいい」と。

確かに、多少埃が溜まっていようと、1週間野菜のない食事だろうと、死ぬわけじゃない。仕方ないさ、そんな時期もあるとママが割り切って笑顔でいれば大丈夫!(笑)

   ◆   ◆   ◆

いかがでしたか。そう、ママたちはもうすでに毎日頑張っているんですから、少し肩の力を抜いていきませんか。ちなみに私(44歳、子ども12歳、10歳、3歳)は冷蔵庫に「できなくてもうろたえない、落ち込まない、命を取られるわけじゃない」と書いた紙を貼っています(笑)。

人から言われたことでもいい、ドラマや本のセリフでもいい、自分なりの「楽になれる言葉」を見つけられるといいですね。この記事で出てきた言葉が、みなさんの楽になる言葉になってくれれば嬉しいです!

(まいどなニュース/BRAVA編集部)

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