「捨て猫ではありません 店長です」文具店の店頭で、お客さまを出迎え中!?段ボール箱から顔を出す猫が話題
「捨て猫ではありません 店長です」
そんな文言が書かれた段ボール箱から、ひょっこり顔を出す1匹のキジトラ猫の写真がTwitterで話題になっています。
段ボール箱に入ったキジトラ猫の正体は、長野県小諸市で長年親しまれている文具店「万年堂」の2代目店長を務めるシマ子ちゃん(雌・9歳)です。レジカウンターに上ってご来店されたお客さまを出迎えたり、「万年堂」のTwitterでは新商品を紹介したりと、店長として敏腕ぶりを発揮していると評判の看板猫です。でも、お外でこんな箱に入っている姿は、インパクトがありますよね…。
お店のTwitterを管理しているというマネージャーの才川祥子(さちこ)さんに、真相についてお話を伺いました。
■猫店長シマ子ちゃんは段ボール箱が大好き
--猫店長のシマ子ちゃん、30万超のいいねがつくなど話題になっていますね。
才川さん:「23日夜に投稿したのですが、翌朝起きたらバズっていてびっくりしました」
--なぜ段ボールに入っていたのでしょう?
才川さん:「他の猫ちゃんも多いかと思いますが、段ボール箱が大好きで。すぐ入るんです。写真を撮ったのは投稿した23日の営業時間中。たまたま店内が少しだけ蒸し暑く、外の方が涼しいかと思って、お店の入口ドアを開けたまま店頭に段ボール箱を置いたんです。シマ子、そこで気持ち良さそうにずっと寝いていました」
--シマ子ちゃん、涼んでいたんですね。でも、店頭に置いておくのもご心配だったから段ボール箱に「捨て猫ではありません…」と書かれた?
才川さん:「そうですね。最初は大丈夫かなとは思ったんですけど、通り掛かりの方が段ボールの中に入るシマ子をかわいそうだと思われ連れていかれては困るので、書きました」
--かわいいですし、店長を連れて行かれたら困りますよね。
才川さん:「はい、困ります。大事な店長です。実は、段ボール箱を店頭に置くようになったのは2、3日前。これまでは店内の入口辺りに置いていました」
--お客さんの反応は?
才川さん:「『お、ここにいたの?』という感じで。触らず、寝ているシマ子をそっと見守ってくれました」
--お客さんも、店長思いですね。
才川さん:「ありがたいです。シマ子は9月で10歳になります。年を取ったせいか、以前よりも寝ている時間が増えました。午前中はほぼ寝ています。自分の好きな寝場所があって、時間帯によって場所をところどころ変えます。段ボール箱であったり、ショーウインドーであったり。うちのお店は、ショーウインドーに商品を飾らないで、猫を飾っています(笑)」
■シマ子ちゃん実は特技があります! それは…
--ところで、シマ子ちゃん、お手ができるようになったとか。
才川さん:「そうです。お手を習得しつつあります。フォロワーさんが『うちの猫がお手をするよ』というから、どうやって教えたのか聞いたんです。その方は、おやつなどをあげながらお手のような仕草をしたら褒めていたようでした。うちは、何度もなでていたら、シマ子が手を差し出すようになって。そこで『上手だね』と褒めていました。そうしているうちにできるようになったんです。たまに右手を出しておかわりしますが…」
--すごい! いつごろからお手ができるようになったんですか?
才川さん:「6月に入ってからですね。最近は、お客さんにもやって見せたりしています。先日、お子さんが来てお手にチャレンジしていました。そのときはやりませんでした(苦笑)」
このたび、SNS上で話題を呼んだシマ子ちゃん。次は、小さなお客さんにもお手を披露できるようになるといいですね。
◇ ◇
先月(5月)、BS-TBSで放送中のテレビ番組「ねこ自慢」(毎週水曜日夜10時~10時54分)に出演したというシマ子ちゃん。初めての全国放送にちょっと緊張したとか。最後に一押しの商品についてご紹介していただきました。
「古川紙工さんの癒しねこのポチ袋。愛嬌いっぱいの猫にほっこり。表裏に一言入っていて、思わずクスッと笑ってしまいます。茶目っ気いっぱいで贈りたい方におすすめです!裏がまた可愛いの」
シマ子ちゃんの写真をもっとご覧になりたい方は、ぜひTwitterをご覧くださいね。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)