レモンにメッセージを託す、写真も転写可能 この発想はなかった、送って送られてうれしい宅配サービス

 メッセージカードの代わりにレモンに思いを託すユニークな宅配サービス「レモンパーセフル」が、この7月1日から開始される。レモンにはメッセージだけでなく、写真も転写でき、箱を開けた時のインパクトはかなり大きい。考案者の「LEMOLI」(本社・兵庫県神戸市)代表取締役社長の山本宗紀さんは「コロナ禍だからこそ、さわやかなレモンに書かれたメッセージでみなさまを笑顔にしたい」と話す。

■お中元季節に、ユニークな宅配サービス登場!

 思わずニンマリしてしまう。リボンがかかり、箱の上には「あなたはこの箱の中身を想像する事は出来るだろうか?」という意味深なメッセージ。開けてビックリ玉手箱ではないが、中からはメッセージが書かれたレモンや写真付きレモンなどが出てくる仕掛けになっている。

 考案者の山本社長は洋菓子メーカー「アンリ・シャルパンティエ」で新規事業の開発を担当していたという。独立後、人材が育つ組織デザインと教育研修を行なう「LEMOLI」を設立している。

 今回のレモンを使用した宅配サービス「レモンパーセフル」をはじめるきっかけはなんだったのだろうか。

 「コロナで心から笑ったりする機会が減りました。そんな時代だからこそ、お客様に笑いと驚きのあるサプライズをお届けできないかと考えたのです」

 そこで思いついたのが従来のグリーティングカードやお菓子に代わる陽気でアンビリーバボーな代替品がレモンだったという。なぜ、レモンなのか?

 わたしの勝手な想像だが映画「幸福の黄色いハンカチ」など黄色は幸せの象徴の色のようにも思え、また明るい色は希望に満ちている感じもした。山本さんは「レモンは扱いやすい果物で、常温でも置いておけ、黄色一色なので、メッセージや写真も載せやすかった」と言う。

 使用するレモンは季節によって産地が変わる。取材したその日はアメリカ産の大きなレモンだった。広島産や和歌山産など国内産を使用することもある。

 新サービズの「レモンパーセフル(LEMON PARCEFUL)」は聞き慣れないが、parcel(小包)+full(満たす)を合わせた造語だとか。「日本中を小包で満たし、驚きや喜びを提供する。そんなメッセージを込めています」

■お中元、誕生日、結婚祝いなど使い方は自由!

 送っても、送られてもうれしい気がするレモンパーセフル。シチュエーションとしては、経営者から従業員への労い、クライアントへの手みやげ、誕生日や出産祝い、お中元、ブライダルの引き出物など、さまざまなシーンが浮かぶ。

 発売前にモニターとして実際に体験した人に聞くと、仕事関係者からプレゼントされたという30代男性は「いつもはメールや電話でメッセージを交換していますが、まさか、レモンがメッセンジャーの役目を果たすなんてびっくり。意外性があり、メッセージが書かれたレモンはしばらく机の前に飾っていました(笑)」と感激した様子だった。

 また誕生日にもらった20代の女性は「開けた瞬間、レモンに私自身の写真がプリントされていて、驚きました。インパクト大でこういうプレゼントもうれしい」と声を弾ませた。

 ちなみに価格はメッセージやプリントしたものはレモン1個袋入1320円、2個箱入2640円、3個箱入3520円(送料は別途。※商品代金5000円以上で送料無料)など。

 今年のお中元はこれで決まり!?あなたなら、どんなメッセージを誰に贈りたいですか?

(まいどなニュース特約・山中 羊子s)

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