あるある漫画に共感 飛び去る車窓の景色で妄想「おれはマリオ走らせる」「ナウシカのオーム」も

飛び去って行く景色を車窓から眺める主人公。物思いにふける横顔の胸の内は…。1コマ目のテイストをぶち壊し、2コマ目にして驚愕の展開をみせるツキギ(@tukigi246)さんのツイッター漫画が共感を集めています。

主人公の目に映るのは、電車と並んで疾走する忍者(※本人の妄想です)。時に「カリオストロの城」のルパン三世よろしく、大跳躍を繰り返します。この漫画に「小さい頃やってました」「自分は忍者じゃなくてソニックが走ってた」「今でもやってますw」と語らずにはいられないユーザーが続出。はい、記者も割と最近までしてました(胸を張りながら)。 

漫画家のツキギさんが7月5日に投稿した「車窓の外で忍者が走る」の4コマ漫画。びゅんびゅん飛び去る電車の外の景色の中を、脳内に浮かんだ忍者が疾走するという展開が、多くのユーザーに突き刺さりました。疾走キャラは、マリオ、ソニック、NARUTO、ミニ四駆、オームなど多士済々で、「自分(の分身)が走っていました」というユーザーも。「川があると水遁の術を使っていました」「大ジャンプの際は息を止めることを自分に課していました」など謎ルールを語る人もおり、もはや独自の世界観を呈しています。

 「考えてはいるけど、わざわざ人に伝えようとしなかったこと」(ツキギさん)をテーマにした「#ツキギの日常」漫画。これまでにもバリウム検査やぎっくり腰などをネタにした作品を公開しており、話題を呼んでいます。ツキギさんに聞きました。

-日常シリーズのきっかけを教えてください

「実は「練習」の意味合いがありまして…。これまで漫画を描く際にどうしても「線を無駄にキレイに」「時間をかけすぎて」描く癖があり、克服するために、短時間でなんてことない日常の内容を描くことがこの漫画のコンセプトです」

-実際に電車で窓際に座ったら…

「今となっては機会もだいぶ減りましたが、仕事(出張)でもプライベートでも一人で遠出をすることが多かった時期があり、早めに窓側の席を予約してコーヒーを飲みながら外を見るのがルーティンでした。その時間を楽しむため、スマホは敢えて触らないようにしていました」

-現在もこうした空想の時間は

「小さい頃は田舎に住んでいたので、山の木々がドラゴンの背中に見えて「もしかしてそこで寝てる?」なんて目を凝らしたり、妙な形の水たまりを見つけて「人が溶けてこうなったのでは」と勝手に怖がったり。登下校の時間にいろいろ楽しんでいた気がします。今は残念ながら空想の時間は減りましたが、何か起こるたびに「今のことを漫画のキャラにやらせたらおもしろいんじゃないか?」という考え方になっていますね」

-漫画への反響について

「皆さん、走らせるキャラやルールは異なるものの、こんなに同じようなことをしていたんだなあとほっこりしました。日常は特別面白いことばかりじゃないから、これからも力まず平坦な気持ちで描いていこうと思っています、そんな中で「あ!これ!」と話題が共有できたら楽しいなあと思います」

(まいどなニュース・竹内 章)

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