寂しがり屋なのに家族がいると分かるとツンに 「運命の子猫」は、氏神様が授けてくれた!
クララちゃん(1歳9カ月・メス)は、2019年9月、子猫の時に神社で発見、保護された。
大阪府に住む雪本さんは、クララちゃんの保護主の兄と同じ会社に勤めていた。その人は、よく保護した猫の里親を探していた。雪本さんは、娘が一人っ子だったので動物を飼いたいと思っていて、娘も飼いたいと言っていた。仕事で家を空けることが多いがどんな動物を飼えばいいのか保護主の兄に相談したところ、「猫を飼うといい」と勧められたので、次に猫を保護したら声をかけてほしいと言っていた。
1回目のワクチンやトイレのしつけなどをしてもらって、2019年10月28日、クララちゃんを迎えた。顔がとても小さくてかわいく、ぴょんぴょん元気によく動く子だった。
「あとで知ったことですが、クララが保護された神社はうちの氏神の神社だったんです。運命だと思いました!」
■パパのことがすぐ好きに
クララちゃんは人懐こくない猫だが、一家の主のパパのことがすぐ好きになり、肩などに乗っていた。色んなことに興味津々で、家の中でいろんな隙間に入っていた。
「ゴミ箱にも入ってしまうので、ゴミ箱は人間しか開け閉めできないハイテクなものに変えました。空気清浄器のスイッチも勝手に入れてしまうので、大きなハイテクなものをひとつ置くことに。おかげで部屋がスッキリしました」
雪本さんはクラシックバレエ教師をしているので、娘が、大好きなバレエの作品「くるみ割り人形」の主役の少女の名前から「クララ」と名づけた。
■思春期の娘との関係も良好に
じつはクララちゃんは寂しがり屋。ひとりぼっちになると「マオーン」と鳴くが、家族がいると分かると「別に寂しくないし」という感じになる。娘とよく似ていて食べ物にこだわりがあり、キャットフードも好き嫌いがある。
雪本さんは、クララちゃんのおかげで家族と過ごす時間が増えたという。思春期の娘との関係も良好になった。雪本さんの妹は動物が苦手なのでクララちゃんを飼うことを反対していたが、いまではインスタにもあげてしまうほどの溺愛ぶり。猫健康管理士の資格まで取得した。家族だけでなく、友達からも愛される大切な家族の一員だという。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)