レベル高め!?近江鉄道初リアル謎解きゲームイベント「近江ナゾトキ鉄道」を体験してみた
7月10日、滋賀県の近江鉄道株式会社と株式会社いろあわせがコラボレーションした謎解きイベント「近江ナゾトキ鉄道『まちがいだらけの案内本〈ガイドブック〉』」がスタートした。近年、全国的に盛り上がっているという鉄道会社の謎解きイベント。初体験なので不安はあったが、7月4日に開催されたメディア向けのプレイベントに私も参加してみた。
近江ナゾトキ鉄道は沿線周遊型のイベント。近江鉄道の電車で各駅を巡りながら謎を解くことで次の目的地が分かり、ゲームを進めることができる。また参加時に購入する「謎解き冊子」には鉄道ならではの物語もこめられており、老若男女が満足できそうなバラエティーあふれる楽しさが散りばめられていた。おまけに道中で吉本興業所属の「滋賀住みます芸人」ノーサインに出会ったりもした。
謎解き自体は少し…いや、とても難しいと感じた。1問目からつまずいてしまった私は、分からない人への救済措置として用意された「ヒントブック」を頼りに何とか解答。その後も一つひとつの問題に15分以上かけてじっくり謎解きイベントを満喫した。
今回のイベントを企画した株式会社いろあわせ の担当者にお話を伺ってみた。
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橋本菜津美(以下「橋本」):謎解きがとても難しく感じました。ヒント無しに解いた場合、謎解きのレベルとしてはどれくらいなのでしょうか?
担当者:謎解きレベルは「普通~難しい」だと思います。近江鉄道は1時間に1本なので、簡単に解き終わってしまわないようにボリューム感のある謎解きにしました。近江鉄道には魅力的な駅が沢山あるので、謎解きが早く終わったら駅の周辺の観光を楽しんでもらいたいと思っております。
橋本:なるほど…私は観光時間は取れないくらい謎解きに集中していました(笑)。近江鉄道さんと謎解きのイベントを開催することになった経緯についてお聞かせください。
担当者:2年前から活動している「近江鉄道みらいファクトリー」という、沿線地域の皆さんと近江鉄道の社員が一緒にカタチにしていく取り組みがきっかけです。駅周辺の清掃活動や、駅ピアノの設置などに携わる中で「もっと近江鉄道を盛り上げたい」と思うようになり、私が謎解きがとても好きだということもあり今回の企画を提案しました。
橋本:謎解きの内容も皆さんで考えていらっしゃると聞きました。今回の謎解きの問題を作る上でのこだわりや、参加される方にとってのお楽しみポイントについてお聞かせください。
担当者:謎解きは色んなパターンの問題を散りばめています。ひらめきが大切な直感型を得意にしてる方も、迷路のような理数系を得意としてる方も、それぞれが楽しめるようにしました。また、駅ごとにテーマがあり、物語にもこだわっていますので、そちらにも注目していただきたいです。
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近江ナゾトキ鉄道は参加時間を自分で決められる自由参加型のイベント。全部の謎を解き明かすにはどのみち最低5時間以上かかるので、駅の周辺もゆっくり観光しつつ丸1日かけて近江鉄道の沿線を楽しむのがおススメの参加スタイルだ。
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【近江ナゾトキ鉄道】
・参加方法
近江鉄道の駅窓口にて販売される「謎解きキット」(「謎解き冊子」「ヒントブック」「1日乗車券」等)を購入。
販売窓口は近江鉄道の米原駅・彦根駅・八日市駅・近江八幡駅・貴生川駅。
※米原駅の窓口営業時間は平日7:30~17:30、休日7:30~17:20 詳細は公式サイト参照
・開催期間
2021年7月10日(土)~
※「謎解きキット」が売り切れとなり次第終了
(まいどなニュース特約・橋本 菜津美)