2人目出産後「上の子が可愛くなくなった」!? 愛情の変化に悩むママたちに話を聞いた
待望の2人目妊娠。2人の子どもの世話に不安を抱えつつも、兄弟を作ってあげられることに嬉しさを感じるママも多いのではないでしょうか。ところがいざ出産すると、産まれてきた赤ちゃんはかわいいのに対し、上の子に対して今まで感じていた愛情が低下してしまった…。そんな話も聞こえてきます。2人目出産後のママたちの心境の変化について紹介します。
■上も下もない、可愛いわが子なのに
妊娠中や産後はホルモンバランスも乱れがち。その時期に夫にイライラしたり八つ当たりしたりする女性もいたのではないでしょうか。
そんな変化と同じように、かわいいわが子に対しての気持ちに変化が見られたママもいます。なにを隠そう、筆者もそのうちの1人でした。2人目出産のとき、上の子は2歳半。筆者はもともと上の子を溺愛するというほどではなかったものの、もちろんかわいいわが子でしたから、始めは自分の心境の変化に戸惑ったくらいです。
自分なりに分析してみると、産まれたばかりの赤ちゃんはあまりに小さく、それに比べるとたったの2歳半でも“大きい子”に感じてしまったのだと思います。下の子が産まれたことで、上の子が急に成長したように感じたのです。
かわいくないとまでは言いませんが、確実に愛情が減ったことを実感しました。
■産後ガルガル期の影響?
“産後ガルガル期”という言葉を聞いたことはありますか? 筆者もインターネット上で知った言葉なのですが、簡単に言うと“子どもを出産後、子どもを自分の手で守りたいがゆえに夫や姑でさえ赤ちゃんに触らせたくなく、また子育てに口出しされたくない状態”といった時期のことです。ライオンの母親が子どもを守るイメージから“ガルガル期”という一説があります。
妊娠中もそうですが、この時期はホルモンバランスも乱れがちでイライラすることが多かったり、突然涙がでたりと、精神的不安定な状態です。筆者もイライラしやすい自分を自覚していましたし、そんな影響があったのかな…と後々になって思いました。
ただ上の子になんの罪もないのに……という罪悪感だけはあります。その頃は上の子をハグすることにすら抵抗感がありました。
■2人目を産んでも特に心境の変化はなかったママ
一方で、2人目出産後も特にそのような変化を感じなかったママもいます。
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▽2人目妊娠時に切迫早産のため出産まで入院しなくてはならなくなり、上の子と時間をとることができなくなりました。自分自身も上の子に会いたかったし、申し訳ない気持ちでいっぱいだったし、そんな気持ちがあったからか2人目への愛情は変わらなかったです。早く家に帰って上の子といっぱい遊びたかった。
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…また、年子の子どもをもつママも心境に変化はなかったと言います。
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▽赤ちゃんは存在自体がかわいいけど、上の子は上の子でかわいい。“かわいい”のジャンルが違うかも。
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…人によってさまざまですが、筆者の周りだけでいうと2人目出産で上の子に対しての心境の変化があったママ、なかったママは半々くらいという印象です。
■一時的なものだと受け止めて
筆者と同じように、2人目出産後に上の子に対しての愛情が薄くなるママはいらっしゃるかと思います。でもそれも一時的な現象だと受け止めてほしいです。また、2人目出産後も心境の変化のないママを見て、落ち込まないようにしてください。いろいろなタイプの人がいるものです。
筆者のケースでお話すると、今3歳の下の子は、そのサイズ感から間違いなくかわいいです。しかし6歳になった上の子に対しても、かわいいという気持ちは戻ってきています。
しばらくの間はママの心に葛藤があるかもしれませんが、下の子をパパに預けてあえて上の子と二人で過ごしてみたり、上の子の寂しさをパパに包んでもらったり、パパを活用するのもいいかもしれませんよ。
(まいどなニュース/BRAVA編集部)