蚊取り線香に“執念の自由工作”…害獣避けの「時限式爆竹」爆誕! 衝撃の見た目も「なんやろこのワクワク感」
トウモロコシを毎年育てているどぶろく(@doburokusan)さんにとって、悩みはアナグマやハクビシンなどの食害でした。もう我慢ならんとばかり、蚊取り線香を使った害獣対策の「時限式爆竹」がSNSで注目を集めています。「こ、これは画期的」「すばらしい発明」などと称賛が並ぶ中、自由工作に夢中になった少年の日に帰ったのでしょうか、「なんやろ、このワクワクする感じ」「楽しそう。遠くで眺めていたい」「こういう実験大好き」と胸躍らせるユーザーも。爆竹遊び、叱られたけど、楽しかったなあ(遠い目)…あっ、ところで肝心のトウモロコシは?
爆竹の導火線に接着剤をつけて、市販の蚊取り線香に等間隔で50個ほどぶら下げるという、シンプルにして強力インパクトの手作り時限式爆竹。蚊取り線香が約7時間のため、夜間にやってくる厄介な害獣を、数分おきの破裂音で追い払うという仕組みです。
「害獣避け時限式蚊取り線香」と名付け、どぶろくさんが画像を投稿するや、「昔キャンプ行ったときに親父がイノシシ避けにこんなの設置してたな…ここまで爆竹多くはなかったけども」「結果が非常に気になる逸品ですね。ワクワク」などその効果のほどを期待するコメントが続々。5万超のいいねが付きました。
点火後、「今「パンッ!」って聞こえたか」などと実況し、翌朝戦況報告したどぶろくさん。蚊取り線香は最後まで燃え尽きましたが、爆竹の不発も結構あったそうです。これを受け、さっそく改善に着手。1.5ミリの鉄鋼ドリルで開けた穴に導火線を通して接着剤で固定させ、Ver.2が誕生しました。この執念はどこから。どぶろくさんに聞きました。
-食害には長年悩まされていたのですか
「自家消費用と言うこともあり、毎年被害はありましたが、年中張りっぱなしの電気柵や就寝前に爆竹を鳴らす程度で今回のような対策はしていませんでした」
-蚊取り線香につるされた爆竹の数が圧巻です
「ネットで害獣対策を調べていたら、過去にも似たような事をやっている方々がいたのでそれを参考にしました。先人のお知恵をお借りしました。爆竹を設置し過ぎた感はありましたが、面白くて良いかなと」
-撃退できたのでしょうか
「最初の装置は不発や落下も多く、成功とは言えませんでしたが・・・その夜は被害が無かったので一定の効果はあるのかなと。Ver.2は安定して燃焼した跡があったので効果はあったのではと思います。トウモロコシが収穫できる日まで、今のVer.2をベースにもっと制作効率と確実性を上げる改良をしたいのですが、仕事の合間の暇を見つけて・・・ですね」
-よかった…。SNSでも「こう工夫してみたら」とアドバイスしたり、自作を披露する人もいました。みなさん、熱いです
「ツイッターならではのさまざまな知識や意見は、自分の発想にないものを補ってくれるのでとても参考になります。思ったのは皆さん、子供の頃にやったいたずらや試行錯誤する発明が今でも大好きなんだなーと。もちろん私も大好きです。でも今回はあくまでも獣害対策。誰かを困らせるいたずらや迷惑行為は絶対にだめですよ」
福島県にお住まいというどぶろくさん。「酒・野菜・果物・花・畜産・魚・銘菓 福島は全部良いぞ!今の時期は桃が最高で、東京五輪ソフトボールの海外選手団も絶賛したおいしさです。今しか食べられないあかつきをぜひ地元の農園から取り寄せてください。それと福島の温泉卵「とろんたま」。ただの温泉卵と思うなかれ、 専用タレも絶品で絶妙なとろとろ具合はいろんな料理にアレンジできます」と熱く郷土愛を語っていました。
(まいどなニュース・竹内 章)