…夏の夕暮れ、庭の石の上で午睡を楽しむ猫さんの様子が大きな注目を集めました。カナカナカナ…と風に乗って運ばれてくるヒグラシの鳴く声に、猫さんは耳を傾けているのかいないのか。ヘソ天姿で足とシッポをゆらめかせ、目をうすく開けた、と思うとまたゆっくり閉じて…。

　よつばとポン酢(@nyaaa_____nchu8)さんが投稿した、天下泰平に眠る猫ちゃんの様子に、「永遠に見てられる」「虫の声も、風景も… 全てがパーフェクトです 誰かCMに使って～」などの声が相次ぎました。

　今回話題になった猫さんのお名まえは、ポン酢くん。投稿した、よつばさんのご実家で飼われている猫さんだそう。撮影の経緯を伺いました。

－－ポン酢くん、とはまた、可愛らしいお名まえです。

　前猫がいなくなり、じゃあまた飼おう、と友人の知り合いのブリーダーの家の子猫を譲り受けたのが、ポン酢です。母親が食べ物の名前がいいと、クッキーやキャンディーなど言っていたのですが、他に何かないかなぁとふと思いついたのが「ポン酢」でした。しばらく母親は何故か「ポンタ」だと思っており、病院の診察券はいまだに「ポンタ」です。

　ポン酢は現在8歳で、究極のビビりかつ人見知りで、音がすればビクつき、知らない人が来ると猛スピードで逃げます。一緒に住んでいる母親のことは大好きで甘えん坊になります（私にも懐いてます）。

－－本当に気持ちよさそうに眠っていますね。シッポだけでなく、足もぴくん、ぴくん、と動いています。

　夕方17時頃撮影しました。ここは洗濯物干しの下で、夕方で陽も沈みかけ風も少しあったのでいい感じに涼しかったです。まだ眠りが浅い状態だったのでウトウトしつつ周りの音に反応してしっぽが揺れていたのではないかな？と思います。普段部屋にいる時もくつろいでいるときは（シッポや足が）ゆらゆらしてることもありますし、声をかけると振ってくれたりします。

－－ふしぎなくらい懐かしい、という感情を呼び起こされる動画です、「じいちゃんち思い出す」という人もいました。

　みなさんに「癒される」と言ってもらえてとても嬉しかったです。「こんな人生を送りたい」と言ってもらえたりもして、私も常に猫になりたいと思っているので、やはり猫の生き方は魅力的だよなぁと改めて思いました。

－－「猫になりたい」という声はいくつも寄せられていましたね。

　あと、「泣けてくる」というコメントもいただき、なんだか共感しました。私は実家で過ごす時間が大好きなのですが、夕暮れに庭で過ごしていると小学校の頃の思い出、夏が終わってしまう寂しさなど思い出してよくしんみりしてしまいます。今はポン酢と夕暮れを見ていると、帰る日が近づいてくる寂しさで溢れます。その度また元気で会える事を願い、隣にいるポン酢の頭をなでなでします。

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　プロフィール欄によると、アカウントに投稿するポン酢くんのお写真は、基本的には撮り貯めしておいたものだそうです。「寒い季節は家の中で寝ていることも多いです。今は倉庫の屋根裏が好きなようで覗けばだいたいそこで寝ています」（よつばさん）という、ポン酢くんの穏やかな日々をこれからも見守っていきたいですね。

（まいどなニュース特約・山本 明）