飼い主のために毎朝セミを捕ってくる猫…しかも生きてる! 「愛情表現」「こんなのも取れないんだろ」
「毎朝早くおれのためにセミをとってきてくれる」とつぶやき、愛猫の写真とともにツイートした「Tatsuro Suzuki」(@tatsuro_suzuk)さん。そこに写っていたのは、誇らしげにセミを見せる三毛猫の姿…それもセミは生きています!
猫さんが捕まえたセミを飼い主のもとに持ってくる行動について、リプ欄にはさまざまな“説”や意見をコメントする人が相次ぎました。
「猫はこんなのも取れないんだろって持ってくるそうです」
「猫からのお礼だったりするそうなので、元気がない時はきっと元気になって欲しいのかな?なんて思ったりします。」
「猫の愛情表現」
「猫からのプレゼント」
「田舎での話。猫が初めてネズミを獲った時は褒めて褒めて褒めまくれ、と。猫は人に喜んでもらおうと鼠捕りに励むようになるのだ、と。」
このほか、飼い猫が持ってきてくれたという、こんな“プレゼント”をリプライする人も。
「ウチの猫 爺ちゃんの葬儀の時に 仏壇にヘビお供えしてた」
「うちのも最近よくゴキブリを取ってきてくれるんですよw」
「昔飼っていた猫はよく竹藪に遊びに行ってはアオダイショウ君を捕まえてきましたね……」
今回話題になった三毛猫の名前は、つゆちゃん。1歳の女の子です。飼い主の「Tatsuro Suzuki」さんにお話を伺ってみました。
■生きたセミを無言で持ってくる三毛猫 朝気付くと枕元に!?
--つゆちゃんが、毎朝早く飼い主さんのためにセミを捕ってきてくれるとツイートされました。
Suzukiさん「完全室内飼いをしているのですが、よく網戸の隙間やら屋根裏から虫が入ってくるので、それを毎日のように捕ってますね」
--どんな様子でセミなどの虫を持ってくるのでしょう?
Suzukiさん「何かしら捕まえると真っ先に無言で持ってきます。夜寝てるときに何か捕まえると枕元に置いていって朝気付きます」
--目が覚めて、枕元に虫…驚きますね(苦笑)。夏はセミが多いのでしょうね。それも生きているセミ?
Suzukiさん「いつも生きたセミですね。ものすごい声で鳴くのですぐ分かるんですが、猫からもらったらこっそりリリースしてます」
--セミを飼い主さんのもとに持ってくるつゆちゃんの行動に「猫からのお礼」など、たくさんのコメントが寄せられました。ほかにも「猫が飼い主のことを獲物も捕れない“子猫”のように思っているため、獲物を捕まえて持ってくる」といった、さまざまな説があるようです。
Suzukiさん「自慢したいんだと思いますが、、まあ家族なので素直に『ありがとう』と伝えています。そうするとまた捕ってきて、という感じです」
--そろそろ、セミの季節が終わりになりますが。つゆちゃんはセミ以外にどんな“獲物”を捕ってきますか?
Suzukiさん「何でも捕ります。ゴキブリ、クワガタ、トンボとか家に入ってくる動くものは何でもですね(笑)」
生きたセミをSuzukiさんに“プレゼント”してくれる、つゆちゃん。実はものすごく人懐っこく、Suzukiさんと一緒にいるときはゴロゴロと喉を鳴らして喜んでいるそうです。
■瀕死の状態で保護された三毛猫 両足と骨盤を骨折していた
Suzukiさんは、昨年秋ごろに公園で瀕死の状態でいたつゆちゃんを保護。すぐ病院に連れて行くと両足と骨盤を骨折していたため、手術をしました。今も両足にボルトが入っているそうで、術後の経過は良好だといいます。つゆちゃんのほかに、甲斐犬のフキちゃん(雌、6歳)、コマツちゃん(雌、4歳)もいるとか。
また、6年ほど前に東京から現在のところに移住してきたというSuzukiさん。それから農業を始めて、現在干し芋農家をされているといいます。「昨年の頭まで会社員をしていたので完全未経験からの新規就農組です。サツマイモが好きだったので引っ越してきてすぐ家庭菜園レベルから栽培を始めたところ、だんだん規模が大きくなってきた、という感じです。ほぼ全量干し芋に加工しています」と話してくれました。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)