「転職しないほうがいいと思うケース」ランキング 3位「収入に不満」2位「仕事内容に不満」…では1位は?

転職したい気持ちはあるけれど、「本当に転職したほうがいいのかどうか、わからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。転職経験のある男女500人に「転職しないほうがいいと思うケース」について聞いた調査によると、第1位は「人間関係に不満」という結果に。2位以下は「仕事内容に不満」「収入に不満」と続いており、調査した企業は「現在の仕事や会社についての不満を理由に転職するのは、思いとどまったほうがいいと考える人が多いとわかりました」としています。

株式会社ビズヒッツが500人(女性274人/男性226人)を対象に行った調査です。回答数上位5位までの結果と、「思いとどまったほうがよい理由」として経験者から寄せられた具体的な回答は以下の通りです。

【1位 人間関係に不満】

・現状の人間関係がよくなくても、いつまでも続くわけではない。仕事内容・給料に不満がなければ辞めるのはもったいないと思う(20代女性)

・相談すると別部署に異動させてくれる可能性が高いから(30代男性)

・「人間関係がしんどいから転職したい」だけなら、転職はやめた方がいいと思います。どこにいっても人間関係はしんどいです(40代女性)

【2位 仕事内容に不満】

・今の仕事が嫌で転職すると、転職先の仕事もだいたい好きにはなれない。また転職したくなる(20代女性)

・仕事がつまらないのは今だけかもしれないから。また交渉次第で現状を打破できる可能性があるかもしれないから(30代女性)

・おもしろくない仕事をおもしろくしてこそ自己の成長があるから。「仕事がおもしろくないから」と辞める人は、次の職場も同じ理由で辞める(60代以上男性)

【3位 収入に不満】

・とくに若い年代の場合ですが、長い目でみれば給料は少しずつでも上がっていくし、同じ会社で頑張っていれば出世できる可能性が高いので(20代男性)

・給料が高くても、残業時間が増える可能性がある。給料だけで転職しないほうがよい(30代男性)

・いくら給与が良くても「休日返上」「残業が多い」など働き方に問題がある職場もあるから(40代女性)

【4位 転職理由があいまい】

・「なんとなく」で転職をしてしまうと、職場によっては「前の仕事の方がよかった」と思ってしまう(20代男性)

・なんとなく仕事を辞めてしまうと、転職理由を聞かれたときに見抜かれて、採用が不利になると思います(30代男性)

・「とにかく今の仕事環境から逃れたい」という理由はやめたほうがいい。「逃げ出せばいい」という成功経験が植えついてしまい、転職先でも同じことを繰り返す可能性が高い(40代女性)

【5位 現職の給料・福利厚生が充実】

・現職のお給料や福利厚生がしっかりしているのであれば、転職すると後悔する可能性が高い(30代女性)

・現職と同程度の好待遇で雇ってくれる企業があるのか、よく考えた方がいいと思います(40代男性)

・給料・福利厚生が転職前より悪くなるときは思いとどまったほうがいい。モチベーションが下がるため(60代以上男性)

   ◇   ◇

これらの結果を受けて、同社は「全体的に『人間関係・仕事内容・収入など、現職への不満から転職を考えているなら、思いとどまったほうがいい』という人が多くなりました。『不満を理由にするのではなく、キャリアアップなど前向きな理由で転職するのがいい』『不満があっても、まずは現状を改善しようという努力をしてみるべき』というアドバイスもありました」と説明。「いずれ転職をするにしても『すぐには辞めない』『冷静に転職理由や現状を見つめ直してみる』ことが大切です」と解説しています。

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