ホテルの部屋で、本物の「鉄道運転シミュレーター」体験!? 東武東上線の運転士訓練用をそのまま移設
ホテルの部屋で、気分は電車の運転士…!? 東京都内のホテルに本物の「鉄道運転シミュレーター」を設置した客室が登場。その奇抜な取り組みがネットで話題になっています。鉄道好きにはまさに夢の世界。こんなお部屋に泊まったら、終電の時間も忘れて、エンドレス終夜運転してしまいそうです!
東武鉄道の全面協力のもと、「浅草東武ホテル」に実現した「東武鉄道運転シミュレータールーム」です。シミュレーターで体験できるのは東上線・池袋~小川町駅間上下線の運転で、モニターには沿線の車窓風景がCGでリアルに再現されているそう。
運転台は東武50070型車両のものが再現されており、マスコンハンドルや速度計などは実物と同じといいます。なにを隠そう、2013年から志木乗務管区にて運転士の習熟訓練用として使用されてきたものが移設されているそうで、現在も同型のシミュレーターがほかの乗務管区などで訓練に用いられているといいます。普通・急行の種別や出発駅・番線、閉そく区間ごとのATC制限速度なども設定可能で、通常時から異常時まで様々な環境を再現できるそうです。
そのほか、客室には駅で使用されているものと同じ駅名標など、鉄道ファンにはたまらない装飾がされているそう。ネットでは「これはガチで本気のやつだぁ」「東武は最近攻めてんなー」といった驚きのつぶやきのほか、「鉄道好きの子供とお父さんで宿泊なら楽しいかも」「これは鉄道マニアじゃなくてもやってみたい!」という声があがっていました。
シミュレータールームのプランは1日1室限定(定員2名)。10月8日から利用できますが、11月4日まではデイユースプランのみ(午後1時から午後5時まで)。料金は1室1万200円(税・サービス料込)となっています。10月1日から期間ごとに順次予約受付が行われます。また、11月5日からは宿泊プランも開始される予定だそうです。予約は同ホテル公式サイトから。