首都高で緊迫の子猫救出劇…走行中に猫の鳴き声→停車してボンネットを開けると中に3匹 「無事でよかった」
「羽田からの首都高。何か猫の声聞こえるなーと思い、非常停止帯に停車。ボンネット開けると子猫の鳴声が。首都高で1時間かけて子猫を救出しました。しかも3匹。。首都高に落ちる前に気づけてよかった、色々と猫に聞きたい事あるけどとりあえず保護!動画は2匹目を下の隙間から引っ張り出した時のです」と、Twitterに投稿したのは原田謙太はらけんHarada Kenta(@haraken_0718)さん。
そこにはエンジンルームの中でうごめく子猫たちが写っていました。原田さんの救出劇に、「なんと!!!まだ生後間もなさそう…。ここなら大丈夫と思ってお母さんネコが隠して行ったのかな…?気付いたのもすごいし、無事保護できてよかったです!!」と子猫たちの無事を喜ぶリプライが寄せられました。
「非常停止帯といえど、車が高速で通り過ぎるすぐそばでのネコ救出作業、さぞかし怖かったでしょう!命をかけて命を救った!しかも3匹も!素晴らしいです」
「猫に親切にしてくださってありがとうございました。猫が道路に落ちたり怪我しなくて何よりでした」
■同じような経験をしたという人が続々リプライ
「実家の車では1度だけ、エンジン始動の時に猫を焼いてしまったことがあるので、それ以来絶対に叩いたりボンネット開けて目で確認するようにしています。この前も確認したら生後半年くらいの少し大きめの猫が入り込んでて危うくまた焼いてしまうとこだったのでギリセーフでした!」
「うちも同じことありました!猫バンバンすると、大人猫には効果あるかもですが、仔猫は逆に怖がって気配を消してしまいます」
「少し前ですが、同じ事ことありました!引っ張り出すのに苦労しました!」
原田謙太さんに、どうやって子猫たちを救出したのか、子猫たちは今どうしているのか聞いてみました。
ーー何分くらい走ったところで猫の鳴き声に気づいたのですか。
「走り出してから30分くらいだったと思います。ボンネットの中だとは思いませんでした(笑)最初はうっすら猫の声が聞こえるな~ぐらいの感覚で、そもそも車に猫がいるとは思いもしませんでした。ちょっと疲れもあったので、何か霊感でも強くなって猫が取り憑いたんじゃ、、みたいなことも一瞬考えました(笑)」
ーーでも、やはり空耳じゃなかった。
「首都高を走行中も鳴声が聞こえ続けてたので、もしかして…と思い、非常停止帯に車を停めてボンネットを開けてみました」
■「3匹目が現れた時はびっくり」
ーー子猫は何匹いたのですか。母猫はいなかったのでしょうか。
「最初は2匹を確認しました。2匹目を救助した後、3匹目が現れた時はびっくりしましたね。母猫はいませんでしたが、みんな無事でした。それでも高速で走っていたのでかなり熱かったはずです。必死に鳴いてたんだと思うと、本当に助けられて良かったです」
ーー全員、その場でレスキューされたのでしょうか。
「非常停止帯で寝そべって車の下に手を伸ばし、猫が手を出した瞬間につかんで引っ張り出しました。真横を高速で車が走ってるので本当に怖かったです(笑)」
ーー猫の飼育にはなれていらっしゃるのでしょうか。
「学生の頃、実家で1匹飼っていたことがあったので、慣れていないわけではないですが、救助した猫はまだ目が開いたばかりで、エサはミルク、トイレも自分ではできない状態の乳飲み子です。そういう意味では全然慣れてないので、SNSでの皆さんのアドバイスが本当に助けになっています」
ーー今後、猫はどうなさいますか。里親さんを募集されますか。
「まだ生後3週間くらいですし、完全離乳、トイレも自分でできるようになるまでは保護します。その後は里親さんを募集します」
ーーいきなり子猫が3匹もいる生活になっていかがですか。
「いきなり3匹ですので戸惑ってはいますが、本当にSNSで沢山のアドバイスを頂いてるおかげで、何とかやれてます。猫もどんどん元気になってきてるので嬉しいです。短い時間ですが、新しい家族だと思って責任を持って大切に育てます」
◇ ◇
元気に動きまわってすくすく育っている子猫たち。愛着がわいてしまうので名前は付けていないそうです。素敵な“里親さん”が見つかるといいですね。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)