EXIT兼近さんが初の小説を出版「俺じゃない誰かがこの物語かけるわけない」
お笑いコンビEXITの兼近大樹さんが初めて書いた小説「むき出し」(文藝春秋社、1760円)が10月27日、出版される。
兼近さんは6日、ツイッターで「小説の発売が決定した」と報告し、「人に優しくなれる本になっていて、本を普段読まない人にも読んで欲しいし、本が好きな人はいろんな意図を読み取りながら、主人公の刹那的思想を脳にぶち込んでくだされ」と、日頃の読書習慣に関わらず手に取ってもらうよう呼びかけ、「こんな日が来る事を夢みて生きてました。生きとし生けるものに感謝」とつぶやいた。
また、インスタグラムではハッシュタグ「#」を連投しながら、小説への思いを込めた。
「伝えきれない感謝は文字に閉じ込めました。又吉さんに憧れて芸人になって本を書こうと東京に飛び出した」「30の歳に達成しました。この9年間右往左往紆余曲折ありました」と振り返り、文藝春秋から出版する経緯については「別のところから出さないのは、分断について強く伝えたい本だからです」と作品への思いを明かした。「どんな嫌な奴でも知らない奴でも背景を知った時、通じ合える部分はある」「同じ食べ物を美味しいと思える。嫌いだ!で終わっちゃ悲しすぎるぜ。そうだろ?」「まぁ読んでみ。俺じゃない誰かがこの物語かけるわけないと理解できます」などとつづった。