爪の上に「奈良公園のシカ」! 超絶ネイルアートどうやって?「同じネイルしたい」の声も
模型やジオラマの制作で知られる「大和工藝」(本社、奈良県香芝市)が公開した写真が注目を集めています。芝生の上でくつろぐシカ、波打ち際で遊ぶ浮輪をつけた女の子。実はこれ、爪の上を舞台にしたネイルアートなんです。
■「芝生&シカ=奈良公園」をイメージ
同社の公式Twitterアカウント「大和工藝【公式】」(@yamatokougei98)は11日、Twitterを更新。「今日はネイルの日という事で、ずっと前から挑戦したいと思っていたネイルをやってみました」と投稿しました。写真を見たユーザーからは「かわいい!」「かわい過ぎます」「すごーい!」「最高です」「すごく好き」などの感想が寄せられています。
ネイルの制作兼モデルを務めた同アカウント「中の人」に話を聞きました。
普段は制作スタッフとして模型作りなどに携わる中の人。細かい作業はお手の物のようで、自身の左手の爪に右手のみを動かしセルフネイルを施しました。「制作開始から撮影までおよそ1時間でした」。
──制作しようと思った経緯は?
「弊社は建築模型やジオラマ制作をしている企業で、前々から休憩時間にスタッフ間で『模型の材料とか使ってネイルやってみたらおもろそうやん』と話していました。今回、11月11日のネイルの日にちなんで私が実行したという流れになります」
──芝生にシカがいます。設定は?
「芝生は会社所在地の奈良県にちなんでいます。『芝生&シカ=奈良公園』をイメージしてデザインしました。小指の小石には特に深い意味はありません…」
■「同じネイルしたい」という要望も
薬指にはTwitterの認証バッジらしき物も見えます。署名人や有名企業などのTwitterアカウントが本物であることを証明する「認証バッジ」。同社では2019年4月からTwitterを開始後、Twitter社に認証バッジの申請を何度か行っているそうですが、ブルーのバッジは「まだ付与されていません」。今回のネイルにも「公式マークが欲しい!」という熱い思いを込めたようです。
「薬指のコンセプトはざっくり言うと『憧れ』です。海なし県である奈良県民の私が大好きな海をベースに、Twitterの認証マークは憧れのあの子的存在なので飾りとしてつけちゃいました」
──制作の手順や所要時間は?
「使った材料はすべて模型制作で使用するものたちです。芝パウダー、砂浜用の砂利、絵の具、木工用ボンドです。認証マークはレーザー彫刻機でアクリル板を切り抜き、塗装して作りました。シカや女の子はトミーテックさん(玩具や模型メーカー)が販売している既製品です」
──社内外の反応は?
「Twitter上で『同じネイルをやってもらいたい!』の反応があり、少し驚きました。冗談半分でも思っていただけてうれしかったです。他にもたくさんのいいねや反応をいただきましたので『次はネイルチップに芝だけじゃなくていろんなジオラマ作ってみる?』なんて同僚とも話しています(笑)」
(まいどなニュース・金井 かおる)