そのうち小室さんも? 訴訟大国USAは弁護士の宣伝看板がいっぱい 高速道路にも大学病院近くにも
吉本興業所属の歯科医芸人、パンヂー陳こと陳明裕さんは現在、米ニューヨーク州立大バファロー校に招かれ、未来の歯科医に向け、講義中だそうです。「忙しい、忙しい」を連発しながも、まいどなニュース“臨時特派員”として奮闘してくれています。そんな陳さんが現地入りして改めて驚いたのが、弁護士事務所の広告の多さ。アメリカで弁護士といえば、小室圭さんが来年再度ニューヨーク州の司法試験に挑戦することで注目されていますが、さすがは“訴訟大国”です。(聞き手・山本智行)
--小室夫妻は無事にニューヨークに着かれました。いよいよ新生活が始まりますが、小室さんはマンハッタンの法律事務所でLaw Clerkとして働くようです。そちらでは弁護士ってどうなんですか?
パンヂー陳(以下、陳):それよりも、こちらでは小室夫妻に関してほとんど報道がありません。無関心と言って良く、2人にとってはありがたいのでは。気になる弁護士の年収は報酬によってピンキリでしょうが、弁護士の助手だと600万円前後とのことです。もちろん、給与水準は高くて、警察官でも800万~1000万ぐらいあるそうですよ。
--弁護士の数はやたら多いと聞きます。
陳:僕もミーハーなんで興味本位調べてみたら、日本の弁護士数が4万2千人ほどに対して、アメリカの弁護士は127万人近くいるみたいです。人口が3倍弱だとしても断然数が多いんです。
--そんなに多くて、みんな食べていけるんですか?
陳:それがですね、こちらではテレビやラジオでガンガンCM流れてますし、僕ですらいくつかの弁護士事務所のCMソングが歌えちゃうくらい刷り込まれてます。
--またまた、オーバーな。
陳:いえいえ、本当です。高速道路には交通事故の弁護士看板が目立つ所にいくつも立ってますし、うちの大学の病院の周りのバス停等にも医療訴訟目当てなのか、弁護士看板がいくつも立ってます。それに、こっちの個人相手の弁護士さんは大抵、着手金などは無料で完全成功報酬なので、みんな気軽に弁護士さんに依頼しています。
--「石を投げたら弁護士に当たる」というのはまんざらでもなさそうですね。その顔ですから陳さんもお世話になったこと、あるのでは?
陳:顔は関係ないっしょ。実はアメリカに来てすぐのころ、信号待ちで追突されたんですが、その辺の事情が分からず、弁護士を挟まずに自分で相手側の保険会社とやり取りしたんですよ。そしたら保険会社の見積もり額で渡された小切手の金額だけでは、実際には車を修理できずに大幅に足が出るため、結局、修理せずに車を乗り換えました。
そのとき、ムチ打ち症で指のしびれもあり、実際、通院したんですが、これも保険会社指定の先生の診断でガックリな結果に。なにやら両端が針のコンパスみたいな装置で指先を触って、2点に感じる距離が正常範囲だという”根拠”で加療必要なし、とされました。
--なんか、根に持ってますね。気持ちは分かりますが…。
陳:後で友人に聞いたら、こっちの人たちは、車で事故ったらまず弁護士にその後の交渉を依頼する人が多いみたいです。その方が自分も楽だし、金銭面でも、僕自身の経験からいっても例え弁護士料を払っても不利にならずに済む気がします。
--なるほど弁護士数も多いけど、それだけ需要もあるという事ですね。小室さんには来年の弁護士試験、がんばってもらいましょう。ところで陳さん、いつもそっちに行くとコンサートとかミュージカルとか柄にもなく、たくさん行ってはるみたいですけど、その辺のコロナ対策とかはどうなってますか?
陳:実は昨日も大好きなアイスホッケーを観に行って来ました。地元のNHLチーム、セーバースと、トロント・メープルリーフスの試合だったんですが、会場に入るには、2回のワクチン接種済み証明書を見せないと入れません。そのせいか週末の人気チーム同士の一戦にもかかわらず、観客数を制限しているのかと思うくらい空いていて、ビックリしました。多分、僕が今まで観戦した中で一番ガラガラでした。
あっ、山本さん、すみません。もうそろそろ3分間経つので、また途中で切れちゃうかも知れま…。(プツン)
--もしもし、もしもし、話の途中やのに、3分で切れるってウルトラマンか?!後味悪くてこっちの方が、キレそうやわ。
(まいどなニュース特約・山本 智行)