「精神論を振りかざす」「長時間労働を強いられる」「残業代が出ない」「過労死や鬱が多い」…

『ブラック企業の特徴30選』がSNS上で注目を集めている。

「絶対に入りたくない『ブラック企業の特徴30選』をまとめました。あなたの会社はいくつ当てはまりますか？」

という言葉を添え、この一覧を投稿したのは「年1000冊図解読書家」として活動するシアニンさん（@antoshia2n）。

度重なる行政の指導や啓蒙運動を経てもなかなか解決することのないブラック企業問題。

シアニンさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは

「半分以上当てはまってます！やばかったです、、」

「後ろにいけばいくほど過酷な環境…というかこんな会社があるのか、という恐怖です😨」

「8割くらい当てはまる会社に勤めてました😂💦」

「シアニンさん、これは…😱私も職場を転々とする中でブラック企業に何度かぶち当たりましたが、あるあるばかりです。『アットホーム』『若手活躍』のように、表向きは聞こえのいいメッセージも実は…な場合が多いですね。」

など数々の驚きと共感のコメントが寄せられている。

シアニンさんにお話をうかがってみた。

--この30選を制作したきっかけをお聞かせください。

シアニン：トゥモローゲートの西崎社長がTwitter上で「＃ブラックな祭り」を開催されていて、自分の飲食店フリーター時代のブラック勤務エピソードを投稿していました。その時に「＃ブラックな図解」という構想を思いつき、「ブラック企業の特徴をまとめよう」と思い立ちました。この図解が「自分の会社はブラックかも？」と意識を改めるきっかけになれば嬉しいと思っています。

--ブラック企業が後を絶たない現状についてどうお感じになりますか？

シアニン：僕自身、飲食店で働いた経験があるのですが、そこで感じたことは経営陣と現場の乖離が激しいということです。経営陣は利益にコミットした上での労働環境改善を考えるのですが、現実は甘くなく、現場の犠牲の上に利益が成り立つ構造になっています。僕は10年頑張ってしまいましたが、そういう環境で働くのは辞めて、ブラック企業が成り立たなくなるような社会風土を作りが必要だと感じています。

--これまでの反響についてご感想をお聞かせください。

シアニン：「日本の企業はほとんど当てはまる」「うちの会社は8割当てはまってました」

「前の会社全部該当してた。ブラック企業滅びろ」「リプ欄大体、経験者いるww」など数々のご意見をいただき非常に参考になりました。

◇ ◇

みなさんの仕事先はどのくらいこの30選に当てはまっているだろうか？過重労働やストレスに苛まれているという方は、30選を参考に仕事への取り組み方や仕事先の選択を再考してもいいかもしれない。

なお、シアニンさんは各種SNSでTwitterフォロワーを12000人まで増やしたTwitter運用術や、図解を使った集客方法について配信中。ご興味のある方はぜひチェックされたい。

（まいどなニュース特約・中将 タカノリ）