すみだ水族館が発売したカラーバンドにファンが歓喜した理由 ペンギン界にも“推し活”が波及
大好きで応援したい存在、それが「推し」。
すみだ水族館(東京)では、推しペンギンとお揃いで身につけられるグッズ「推しペン カラーバンド」が売り出され、「この手があったか!」「こういうグッズを待っていました」とペンギン推しの人たちから喜びの声が上がっているそうです。
同館で暮らす49羽(2021年11月現在)のマゼランペンギンや飼育スタッフ、ファンでつくるファンコミュニティ「すみだペンギンファンクラブ」の公式グッズ。同クラブでは、飼育スタッフによるペンギン日誌、個性豊かな49羽を詳しく紹介するペンギン名鑑などのコンテンツが楽しめるほか、写真の投稿やコメントのやり取りを通じて会員たちが日々ペンギン愛を育んでいます。
今回発売されたカラーバンドは、推しペンを愛する気持ちをさらに深めてもらおうという心憎い企画。49羽は個体識別のため、実はそれぞれ違う色のカラーバンドをフリッパー(羽)に着けています。ファンは推しペンと同じ色のカラーバンドを身につけることで、推しペンの存在をさらに身近に感じられるようになります。発想は人間のアイドルやミュージシャンのグッズ展開と変わりません。
例えば「スイカ」という名前のペンギンが羽に着けているのは、赤・緑のカラーバンド。この組み合わせは言うまでもなくスイカの色(皮の緑と果肉の赤)に由来します。メロングリーン・紫・紫の「おもち」は、お母さんの「フジ」からもらった紫と、“すみだ生まれ”の印であるメロングリーンから。そしてメロングリーン・黄・白の「ももは」は、お父さんの「バジル」から黄色と白を受け継いだそうです。
販売するカラーバンドの色は全10種。ペンギンによって1本から3本の組み合わせになっています。同館の担当者は「館内で身につけていれば、『スイカくん推しなんですか?』『ももはちゃんも素敵ですよね!』とファン同士や飼育スタッフと会話を始めるきっかけになるはず。推しペンの近くで、お揃いの写真を撮るのもオススメですよ!」とPRしています。
館内ショップで販売中。1本500円(税込)。