「手握ってくれるサービス」手のひらをニギニギするカフェ猫に悶絶「握手券はどちらで?」「謝礼はチュールかしら」
「手握ってくれるサービス」とつぶやき、動画をツイッターに投稿した古民家カフェ「山猫軒(滋賀)」(@yamaneko_coffee)さん。そこに映っていたのは、人の手のひらや指をニギニギする猫ちゃんのお手て! こちらのお店は、猫ちゃんから"ニギニギサービス"を受けられるカフェのようです…。
そんな猫ちゃんのかわいい動画に「私も握ってもらいたい!」などと猫好きの人たちからたくさんのコメントが殺到しています。
「いいなぁ」
「かわい~~♡ 私も握ってもらいたい…」
「にくきゅうで優しくニギニギして欲しい」
「にぎにぎ 肉球と爪の感触」
「握手券はどちらで購入できますか?」
「入会させてください。」
「これは大奮発して謝礼を差し上げないといけませんね!!」
「お手々ニギニギの謝礼はチュールかしら」
「この癒しなら料金請求されてぼったくられても許しちゃう」
「『猫の手も借りたい』とは、このことか!」
かわいいニギニギで多くの人の心をわしづかみにした猫ちゃんは、スコティッシュフォールドのらむねちゃん(通称らむちゃん)といいます。10歳のおばあちゃん猫です。カフェに自由気ままに現われる「山猫軒」さんちの愛猫だとのこと。らむちゃんはニギニギサービスをいつごろから始めたのでしょう? 飼い主の山猫軒さんに伺いました。
--かわいいお手てでニギニギするらむちゃんに7万超のいいねが付くなど話題になりました。動画でニギニギサービスを受けているのはどなた?
「私、店主本人です。膝に乗って、ニギニギしてもらいました。お客さまの膝にもよく乗ってます」
--らむちゃんは、店主さんの膝に乗ってニギニギしていたんですね。何ともかわいい(笑)。
「はい。畑のニンジンを眺めていたところ、甘えて膝に乗ってきて揉んできました」
--とっても甘えん坊さんならむちゃん。ニギニギサービスのご感想をお聞かせください。
「かわいいいですが、爪が刺さります…(涙)」
--あらら。ちょっとだけ痛いですね。どれくらいサービスを受けられたのでしょうか?
「1分ほどでしょうか…家事をしたいので、降ろしました」
--らむちゃん、もっとサービスをしたかったのでは…?こちらのかわいいサービスは、いつごろから始めたのでしょう。
「小さなころから甘えてくるといろんなところをニギニギする子なんです」
--小さなころからなんですね。お手てニギニギのお礼は?
「こちらも膝に乗せてあげてるので相殺です(笑)」
◇ ◇
店主さんは琵琶湖の北の山奥で「山猫軒」を営みながら、らむちゃんや6匹のラグドールの猫ちゃんたちと暮らしています。居住スペースに通じるカフェ内の本棚から猫ちゃんたちが自由に行き来し、お客さんを気ままにもてなしているとか。
「山猫軒」は築約100年のかやぶき屋根の古民家をリノベーションし、昨年10月にオープン。本棚には数百冊の絵本が置いてあり、自家焙煎の豆でいれたコーヒーや焼き菓子などを集落の景色を望みながら楽しめるカフェです。
開店から1年が過ぎて、店主さんは「ありがたいことに穏やかで優しいお客さまが多く、猫たちも意気揚々と甘えています。その甘えがエスカレートしてしまうと、席を占領したり、立ち上がった隙を見て椅子に乗っかったり、ロングスカートの中に住みついたり…好き放題することも(苦笑)。そんな猫たちを、お客さまは許してくださいます。中でも、えびぞーの貫禄にメロメロになられるお客さまが多いですね」と話してくれました。
カフェがある場所は、紅葉の季節に多くの人が訪れる人気のメタセコイア並木(滋賀県高島市)の近く。メタセコイアの紅葉の見頃はこれからだとか。12月からは雪の影響もあるので1週間ごとの予約受付になるとのこと。12月半ばから3月末まで雪に埋もれるため休業するそうです。
◇ ◇
【山猫軒】
住所:滋賀県高島市マキノ町在原541
席数5、入店料お一人様500円+ワンドリンクオーダー制
日替わりの焼き菓子あり。
予約は、TwitterのDMのみ受け付け。2日前まで。営業日はTwitterでご確認を。
※コロナが落ち着くまでは1組ずつの貸切です。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)