うまい!映える!新しい!3拍子揃った「フルーツパフェ大福」が大福の概念を超えている件
いちご大福、キウイ大福、リンゴ大福など、いつからかフルーツを入れた大福が一般化されました。また、パンにフルーツを挟んだフルーツサンドも静かにブームとなっており、フルーツを使ったスイーツは今後も進化しそうな勢いです。
そんな中、岐阜県高山市にある「飛騨フルーツ大福・飛騨屋」では、「フォークで食べる」をコンセプトにした「フルーツパフェ大福」をリリース。エリア限定で、届けるサービスをスタートさせました。ビジュアルを見る限り、「大福」の概念を覆す洋風の雰囲気。今回はこの「フォークで食べるフルーツパフェ大福」を取り寄せ、試食します。また、同店の担当者の方にも話を聞いてみました。
■通販なのに、「今さっき切ったかのようなフレッシュ感」を感じる逸品
今回オーダーしたのは「飛騨フルーツパフェ大福」の【バラエティセット 6種類 計6個入り】と【ストロベリーセット 2種類 計6個入り】の2種(各3千円・税込)。見た目がカラフルでかわいらしく、これだけを見たらまさか大福ベースのスイーツとは誰も気づかないことでしょう。
また、それぞれのパックを開けると新鮮なフルーツの香りが漂い、ここでもまた大福ベースであることを感じさせません。
そのコンセプト通りフォークを使って筆者がさっそくいただいたのは、バラエティセットから「贅沢フルーツパフェ大福」に当たるみかんのパフェ。通販で届いたとは信じられないほどの鮮度の良さで、今さっき切ったかのようなフレッシュなプリプリ感です。
このフルーツだけでも十分美味しいのですが、その下にはフルーツを引き立てるような甘さ控えめのホイップクリーム、そしておまちかねの「大福」があります。
■通常のフルーツ大福が避けられなかった点をクリアするために考案された「フルーツパフェ大福」
「大福」という名がある一方で、その「大福」の主張は薄く、フルーツ、ホイップクリームが渾然一体となった全く新しいフルーツパフェであるように思いました。冒頭でも触れた通り「フォークで食べる」にふさわしい、洋風の贅沢なスイーツです。この点、どんなこだわりがあるのか、「飛騨フルーツ大福・飛騨屋」の担当者の方に話を聞いてみました。
「通常のフルーツ大福は大福の中にフルーツが入っているため、新鮮なフルーツは大福の中で離水などのダメージを負うことがありました。『おいしい大福を、さらにもっと美味しく食べていただく方法はないか』とケーキ店や和菓子店を回って得た答えは、『大福とフルーツを美味しく食べていただくには、フルーツをタルトのように見せて新鮮な状態で味わってもらおう』というものでした。
四季折々のフルーツを使用し季節感をまず目で感じていただき、さらに召し上がっていただくと甘さと酸味がまじりあった絶妙な味となります」
さらに、この「フルーツパフェ大福」が作られている岐阜県の飛騨国府というエリアにも秘密があるようです。
「生産地は、飛騨国府にある清流荒城川に面した山間の場所にあります。美味しい空気と水に恵まれた和菓子作りには恵まれた場所で生産しており、この地で作った大福は原料の味がそのまま生かされ、ごまかしのない本格的な味を実現しています。これまでのフルーツ大福にはない新鮮さが売りの『フルーツパフェ大福』、ぜひ一度ご賞味ください」
恵まれた風土の恩恵と、丁寧に作られることで他にないフレッシュな美味しさを実現する「飛騨フルーツ大福・飛騨屋」。エリア限定ではありますが、各地へ通信販売を行っています。ぜひチェックしてみてください!
(まいどなニュース特約・松田 義人)