全長500キロのリアル「人生ゲーム」3日間かけて完走 2万人から選ばれた参加者、多彩なアクティビティに大満足
日産自動車とタカラトミーのコラボレーション企画「NISSAN KICKS e-POWER presents リアル人生ゲーム」。その名の通り、日本列島を「人生ゲーム」のボードに見立てたもので、今年は東海道五十三次をモチーフに全55マス(START地点、GOAL地点含め)のルートが設定され、横浜~京都間の全長500キロに及ぶコースを制覇するもの。専用タブレットのルーレットを回し、出た目の数だけ「日産キックス e-POWER」に乗ってマスを移動。止まったマスで様々なアクティビティの体験を目指します。
本来の「人生ゲーム」と大きく違う点は、「お金を貯める」のではなく「体験で得られる “経験値”を貯める」というところ。なんとも壮大な企画ですが、11月26日、日産グローバル本社ギャラリーから出発。都合3日間かけて全55マスを参加者が制覇しました。
■「挑戦」を後押しする日産キックスと「チャレンジロス」な人を応援したいタカラトミーの壮大コラボ
そもそも、何故このような壮大な企画を、日産自動車とタカラトミーがコラボレーションで実現させるに至ったのでしょうか。日産の担当者に聞いてみました。
「電気の走りで気分を高揚させ、アクティブな挑戦を後押しする『日産キックス』と、ルーレットを回して自動車型のコマを進め、億万長者を目指しながら様々な人生を体験できるゲーム『人生ゲーム』。双方とも、旅行やアクティビティなど、様々なチャレンジをする機会を失った『チャレンジロス』なユーザーを応援したいという思いから、開発にいたりました。ここまでの規模のイベントをやるのはタカラトミーさんも初めてだったのではないかと思いますが、でもすごく前向きにコラボレーションに乗っていただけました」(日産・担当者)
この「リアル・人生ゲーム」、実施前から当サイトでも取り上げていたが、かなりの話題になり、参加希望者はなんと2万名にも至ったそうです。その中から2組4名の参加者が選ばれ、3日間、「日産キックス e-POWER」に乗り、「人生ゲーム」のマス目に書かれた様々なアクティビティにトライしました。
「今回は東海道五十三次をモチーフにしました。諸説ありますが、東海道五十三次には登竜門としての意味もあるそうです。『日産キックス e-POWER』は『挑戦を後押しする』車でもあり、また『人生ゲーム』は人生を豊かにさせていくゲームです。まさに親和性のあるものだと思っています」(日産・担当者)
■参加者も大満足の多彩なアクティビティへの挑戦
参加者がマス目を進むうちに挑戦していったのは「水着で入れるサウナに挑戦」「パラグライダーに挑戦」「激辛グルメ・ドラゴンラーメンを食べる」「忍者体験をする」といったもの。
参加した2組のうち、会社員ペアの市中謙吾さんと砂押夏果さん。北海道から参加した姉妹ペアの鎌田彩季乃さん・由莉香さん。2組とも、豊かな経験値を得られたようです。
「コロナ禍による『チャレンジロス』への提案を打ち出せたのではないかと思います。さらに、今回の『リアル人生ゲーム』には『地域の魅力再発見』みたいなテーマもあり、その土地ならではのアクティビティに触れていただけたのも良かったと思っています」(日産・担当者)
もちろん、参加した2組も大満足の様子でした。
「ツイッターで知ったことをきっかけに申し込みました。まさか当たると思っていなかったのですごく嬉しかったです」(市中謙吾さん・砂押夏果さんペア)
「人生ゲームに姉妹でハマっていた時期があり、また『旅も好き』ということで応募させていただきました。参加できたことを嬉しく思います」(鎌田彩季乃さん・由莉香さん姉妹)
■日産、タカラトミーにとっても「挑戦」だった大イベント
この「リアル人生ゲーム」、かなり面白そうですが、今後の実施予定はどうなのでしょうか。
「第二弾、前向きに検討はしておりますが、予定はありません。しかし、今回のタカラトミーさんの『人生の経験値を貯める』といった思い、我々『日産キックス』の『挑戦を後押しする』といった思いは、今後もさらになんらかのカタチで実現していきたいと思っています。ぜひ今後の動向にもご注目いただきたいですね」(日産・担当者)
コロナ禍という難しい時期に実施された壮大な企画「リアル・人生ゲーム」。この大イベント自体もまた日産×タカラトミー双方のおおいなる挑戦だったのではないでしょうか。ぜひともこのようなダイナミックで楽しい企画、今後も実施していただきたいと思いました。
(まいどなニュース特約・松田 義人)