居酒屋とフレンチがコラボ、年末年始も気軽に楽しめる 大阪・梅田の大衆「カウンタービストロ」が話題
居酒屋で本格的なフランス料理?と驚くお客さんが少なくない。「大衆酒場フレンチマン」は2020年10月に新大阪駅構内に初出店。この12月には大阪駅前第3ビル2階に2店舗目をオープンさせた。気軽にフランス料理が楽しめるカウンタービストロを訪ねてみた。
■気軽にフレンチが楽しめるカウンター形式のビストロ
この12月10日にオープンした「大衆酒場 フレンチマン」の2号店はカウンター席のみで20席。座れば、調理するシーンがばっちり見える。料理メニューは約50種。目の前のショーケースには日替りの小皿料理(200円前後~)がずらりと並んでいる。「鶏もも肉+白ネギ串 柚子こしょうサルサソース」(308円)といった串焼き料理も人気だ。
おすすめは、パスタが見えないぐらいウニとイクラで覆われた名物料理「ウニとイクラの冷製パスタ」(税込2187円)だ。この濃厚さ、ぜひ味わってほしい。また大阪駅前第3ビル店限定の「フォアグラとローストビーフ」(税込1408円)も要マーク。低温で料理されたローストビーフのおいしさは、まさに舌鼓ものだ。
大きなチーズの中にパスタを入れて仕上げる「ホール・チーズのクリームパスタ」(770円~)も見た目からインパクト大。シメにはバターの香りがたまらないウニの炊き込みご飯で作る「ひとくち焼きウニぎり」(税込385円)もおすすめだ。
ドリンク類は生ビール、サワー、ハイボール、グラスワインなど約40種。リンゴの蜜煮が入った「仏男のりんごのハイボール」(税込462円)や季節のフルーツを使った「本日のフルーツサワー」(税込638円)が人気。また、写真からも分かるようにバッグドロップ式カクテル「仏男オレンジ」「翠ジントニック」(以上税込583円)、「大人のイチゴミルク」(税込715円)「愛のスコールピーツ」(税込726円)などはインスタ映えすること間違いなしだ。
昼呑み派は平日17時までのハッピーアワータイムを利用するといいかもしれない。生ビールは539円が286円(税込)になったり、レモンサワー、ハイボールも格安で飲めたり、ボトルワインは20%OFFになる。
■女性やお一人でも楽しめる店を目指し、1月には東京進出
この店を運営するのは京都市内を中心に飲み屋街「ざ・らくちん室町横丁」などで知られる飲食店を展開する有限会社「らくちん」だ。創業は2001年。渡辺哲也社長は「大阪中心部の主要7駅に囲まれたビジネスマンのオアシスとされる飲食店街、大阪駅前第3ビルの地下2階に初めて出店できました。ぜひ、多くの人に楽しんでほしい」と話す。
なぜ今、フランス料理なのかを尋ねたところ「スタッフにフランス料理出身の者がいて、大衆酒場とフランス料理をコラボしたら、もっと気軽にフランス料理が楽しんでもらえると考えたからです」とサラリーマンにはありがたいコメント。そして、その根本には企業理念「人々から愛される外食文化を創造し、広く社会に貢献する」があるからだ。
居酒屋とフレンチのいいところを組み合わせたようなお店「大衆酒場フレンチマン」。渡辺社長はすでに次を見据えていて、2022年1月には東京・虎ノ門に3店舗目を出店する予定という。
大阪だけでなく、来年は東京でも注目を集めそうだ。年末年始、気になるお店のチェックリストに入れておきたい。
◇大衆酒場「フレンチマン」大阪駅前第3ビル店
大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビルB2F
電話06(4797)7500
営業時間は13:00(土日祝11:00)~23:00
※12月30日、31日は11:00~23:00 (22:00ラストオーダー)。1月1日~1月3日は休業。4日から通常営業
(まいどなニュース特約・山中 羊子s)