コンロ周りを掃除するコツ、プロに聞いた 「長期間放置はNG」「なるべく温めて」「お掃除シートに裏当て」
おそうじアイテムを数多くリリースするスリーエム ジャパンの調査では、「20~60代の女性の4割が、コロナ禍になって、以前よりもおうちの汚れやホコリが気になるようになった。念入りに掃除するようになった」と答えているそうです。また、「コロナ禍で料理をすることが増えた」という女性は半数以上とのこと。
こうなると、当然キッチンのコンロ周辺には従来以上に汚れがあるわけですが、その掃除となると、お家の中でもなかなか荷が重く感じるのも正直なところ。できるだけ楽に、綺麗に掃除するコツはないものでしょうか。
この点について、おそうじアイテムを数多くリリースする同社 の「スポンジ博士」こと原井敬さんに解説していただきました。
■長時間放置すればするほど、汚れが落としにくくなるコンロ周辺
まず、コンロ周りの汚れの特徴と、そうじのコツについて原井さんに聞きました。
「ガスコンロの周りに付着した油汚れやコゲ汚れは長期間放置すると汚れが落としづらくなります。また、そのコゲを落とそうと研磨粒子つきのスポンジでゴシゴシこすってしまうと、天板の材質によっては傷が入ってしまう可能性もあります。
もし、コンロ、またはコンロの周りに油汚れがこびりついている場合は、洗剤を吹き付けてしばらく置いてから不織布面を使ってこするようにしましょう。そうすることで、コンロ自体に傷をつけずに汚れを落としやすくなります。また、なるべく温めて油汚れを柔らかくしてからそうじするのも効果的です。
お掃除シートを使う際は、積木のような平らな物/板を裏当てにすると均等に力が加わり、掃除しやすくなります」(スポンジ博士・原井さん)
また、おそうじシートだけでなく、キッチン専用のクリーナーを用いるのもオススメとのこと。
「クリーナーはメラミン製のものもありますが、不織布製のコンパクトなクリーナーは汎用性も高いのでオススメです。油汚れが多いコンロのゴトクや、魚焼きグリルのしつこいコゲ、鍋の側面についたコゲ、急須や湯呑みなどについてしまった茶渋を落とすこともできます」(スポンジ博士・原井さん)
■換気扇やレンジフード、コンロ周りの壁の油汚れもそうじアイテムで解決できる?
そして、コンロ周りのそうじで最も厄介なのが、換気扇。これはかなり手間がかかるものですが、この点についても聞きました。
「確かに換気扇やレンジフード、コンロ周りの壁も油汚れが多く、掃除が大変ではあります。しかし、ここまでに紹介したアイテムを適切に使えば、比較的楽に汚れを落とすことができるはずです。また、きれいにお掃除を終えた際には、コーティングスプレーをかけてください。こうすることで、次のお掃除の際、お湯で軽くこするだけで汚れが落とせるようになります」(スポンジ博士・原井さん)
■「汚れがサッと落ちる瞬間の気持ち良さ」を、楽しみに変えて掃除すると良さそう
最後にコンロ周りのそうじのポイントとまとめを聞きました。
「いずれにしても、汚れが固着する前に、日常的にこまめなお掃除をする心がけておくほうが良いでしょう。また、汚れがついてしまった場合は早めにお手入れするほうが良いと思います。
私個人的には、『ガスコンロ・IH用クリーナー』は汚れがさっと落ちる瞬間が気持ちいいので、特にオススメです。是非この年末の大掃除にお試しいただければと思います」(スポンジ博士・原井さん)
掃除にまつわるアイテムがここまで多くあることに驚きました。しつこい油汚れのあるコンロ周辺。これら掃除アイテムの真価のほどを確認しながら、そうじしてみると、意外と楽しいかもしれません。是非お家のコンロ周辺をスッキリ綺麗にして、気持ち良い新年をお迎えください!
(まいどなニュース特約・松田 義人)