【2021年バズった雪】「大雪だあ~ズボッ」「積雪164センチの天然冷蔵庫」「雪にビビり散らす猫」
クリスマスから続いた寒波は弱まりましたが、予報では年末から元日にかけて再び強い寒気が列島に流れ込むそうです。自然の前では無力なわたしたちですが、その自然を楽しむことができるのもわたしたちです。“天然の冷蔵庫”でキンキンに冷えたビールのツイートをはじめ、2021年も「雪」をテーマにさまざまな投稿がバズりました。
■「楽しんだ者勝ちだと思う」
新潟県妙高市に住む「石ころ(偽名)(@no_name_20xx)」さんが、仕事を終えて駐車場に行ってみると、自分の車がわからないほど雪だらけ。なんとか車を掘り出し、駐車場を脱出して家に戻ると今度は「カーテン開けたら思ってたより世紀末だった」とツイートするほど、雪で窓の約3分の2がふさがっていました。
当日は、妙高市の発表で積雪164センチ(観測地点:妙高市役所妙高支所)。「こうなったらもう 楽しんだ者勝ちだと思う」と、窓の外の雪を掘ってつくった穴にビールをならべて冷やしている写真をツイートしたところ、18.1万リツイートと78.1万ものいいねがつき大きく話題になりました。この投稿にキリンビール公式が反応。「本麒麟をご愛飲いただきありがとうございます。凍結により缶が破損したり、おいしさが損なわれてしまうことがあるので気をつけてくださいね。早く暖かい春になりますように」とリツイート。
天然の“冷蔵庫”で冷やしたビールの味について投稿者は「最初のひとくち目は、とにかくキンキンに冷えていてサイコー!としか言いようがないです。(小声で)ただし、味は普段通りです。勿論うまい!です」と投稿通り楽しんでいました。
■何故、雪に顔を埋めるのか
「一晩でこんな積もるとは… 」とつぶやき、ツイッターに動画を投稿した青森県在住の柴犬ゆきちゃんさん(@n0qTVdKQKf4r0Qt)。そこに映っていたのは、数十センチ積もった真っ白な雪のなかに、ズボッと勢いよくお顔を突っ込む柴犬の姿!
「可愛い!」「犬あるある。何故、雪に顔を埋めるのか」と、雪にはしゃぐ柴犬の様子を愛でるリプライが殺到しました。柴犬は4歳になる柴犬の女の子でゆきちゃんと言います。
飼い主さんによると「昔から雪が大好きです!撮影した時もとても楽しそうで、いつもよりテンション高めの様子でした。歩かないで顔を雪のなかにズボズボするゆきちゃんを見て、思わず笑ってしまいました。特に雪から顔を出す瞬間の表情がなんとも言えなくて、本当に可愛かったです」と、ゆきちゃんの雪好きは本物のようです。
■ドリフのコントみたいなトラ
「油断大敵」とTwitterで紹介されたトラの写真が話題になっています。写真を撮影したのは、動物園巡りが趣味で、TwitterやInstagramに多くの動物の写真を公開されているrikuさん(@rikunow)。
rikuさんによると、今回撮影したトラは、北海道旭川市の旭山動物園で飼育されているアムールトラの新(シン)くん。雪景色の中、木の枝葉に積もった雪が落ちてきて、シンくんの頭にバッサー! そんな決定的瞬間を見事カメラに収めています。
撮影者によると「昨年にも、シンくんは自分からワサワサと枝を揺らして雪を被り、ビックリしていたのですが、今年はもう慣れたのかすぐにブルンブルンと雪を払っていて、成長を感じました」と、顔が雪だらけになっても平然としていたようです。
■北国の人だけがわかる怖い写真
SNS上で「北国の人だけがわかる怖い写真」が大きな注目を集めている。この写真を撮影したのは「『人生』に寄り添い、 想いをストーリーにして伝える札幌のフリーランス広報」として活躍するほりけんさん(@horicafe12)。
写真に写るのはまるでスケートリンクのように凍り付き、いわゆるアイスバーンの状態になった街中の道路。これでは歩くのはもちろん自動車の運転もいつスリップするかとハラハラものだ。
投稿したほりけんさんは「雪国での生活が長いと、凍結路面を見ただけで『これは大丈夫か、ヤバいか』がわかるようになります。歩いていて転ぶのも恐ろしいですし、 車の制御が全くきかなくなる恐怖感も路面の記憶とセットです。今回写真を投稿した路面は特に警戒が必要で、 見る人が見ると身の毛がよだつような路面状況なので、『北国の人だけがわかる怖い写真』 というキャプションを付けて投稿しました」と注意を呼び掛けていた。
■「雪にビビり散らす猫」
「雪にビビり散らす猫」という言葉とともに、恐る恐る、路面の雪に前足を伸ばしてタッチする猫さんの動画がSNSで大注目を集めています。ツイートしたのは、ジボ(@syumar0)さん。大寒波やコロナ禍の襲来で、身も心も縮こまりそうな私たちを、笑わせ癒してくれる愛らしいビビり姿に「可愛い」という声が日本だけでなく海外からも次々と寄せられています。
猫の名は「ちゃちゃ」です、メスの10歳です。「普段から散歩が日課なのですが、ちゃちゃは元々雪の上を歩こうとしないので雪が多いと散歩をあきらめます。この日は晴れていて少し雪も溶けていたので(凍っているというよりは濡れている感じです)雪のないところを散歩した帰りでした。何を思ったのか急に雪を触ろうとしたのであの動画の状況になりました。(ツイッターには)時々猫の動画や写真は載せていましたが、こんなに沢山の反応を頂いたのは初めてで大変驚いています。何気なく載せたものでしたが、少しでも癒しになっていたら嬉しいです」と飼い主さん。少しどころか、ずいぶんと癒されました。