気になる私立大学入学後のお金…「初年度学生納付金」の平均額は135万7080円 文科省の2021年度調査
2022年の大学入学共通テストが1月15日、16日に迫るなど、大学入試本番まであとわずか。子どもたちには希望する進学先に進んでほしいと願いながらも、入学したあとのお金のことも気になりますよね。文部科学省の調査によると、2021年度の私立大学の初年度学生納付金(授業料、入学料、施設設備費の合計)の平均額は135万7080円でした。実験実習料などを含めると148万2964円になるといいます。
同省がこのほどとりまとめた「令和3年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人あたり)の調査」です。日本私立学校振興・共済事業団からデータ提供を受け、私立大学などの昼間部における初年度学生納付金について調べました。集計学校数は私立大学597校、私立短期大学282校、私立高等専門学校3校で、平均額の算定にあたっては,2021年度の入学定員によって加重平均しているそうです。
私立大学全体の初年度学生納付金は対前年度比0.1%増の135万7080円。内訳は、授業料93万943円、入学料24万5951円、施設設備費18万186円となりました。一方、学部の系統別で初年度学生納付金をみると、文科系学部118万8991円、理科系学部156万6262円、医歯系学部489万539円、その他(家政・芸術・体育・保健)145万9612円となったそうです。
また、私立短期大学の初年度学生納付金は対前年度比0.3%増の112万7586円、私立高等専門学校は対前年度と変わらずの97万9013円でした。
なお、同省のホームページで国公私立大学の授業料などの推移も紹介されています。2021年度の国立大学の初年度授業料は53万5800円、入学料は28万2000円でした(いずれも国が示す標準額)。また公立大学(平均)は授業料53万6363円、入学料は39万1305円(地域外からの入学者)でした。