「独身がよかった」と既婚者が思うシーン 女性は義両親とのやりとり、夫の実家のイベント 男性は?
「独身の方がよかった…」。既婚の方々はパートナーに面と向かって口が裂けても言えないセリフですが、マーケティング支援のウェブスターマーケティング社が運営する恋愛メディア「LoveMA」(ラブマ )は、全国の既婚男女500人を対象に「結婚してから独身のほうがよかったと思う瞬間」についてアンケートしました。内に秘めていた赤裸々な声をお聞きください。
調査は2021年12月3、4日、インターネットによる任意回答で実施し、男性143人、女性357人が応じました。年齢は10代0.4%、20代13.0%、30代41.4%、40代27.4%、50代14.0%、60代以上3.8%でした。独身のほうがよかったと思ったことがある既婚者は71.2%、独身のほうがよかったと思う瞬間1位は男女とも「自由時間がないとき」、生まれ変わっても結婚したい人は8割ーといった結果が出ました。
■「独身のほうがよかったと思うことはありますか?」
よく思う」「たまに思う」と回答した人が全体の71.2%。多くの人が「独身のほうがよかった」と思った経験があるようです。「よく思う」と答えた人の割合は、男性の方が10%以上多く、頻繁に「今も独身だったらなぁ」と考えていることがわかります。
■「独身のほうがよかったと思う瞬間は?」
男女とも1位は「自由時間がない」。結婚すると家族で行動することが増えるので、どうしても一人の時間を減ります。息苦しさを感じる人も多いようです。
女性では、このほか、「家事が大変」「配偶者が家事・育児をしない」など、家事・育児を理由に挙げた人が多数。家事や育児の負担が女性に偏っていることの表れでしょうか。
<1位 自由時間がない>
・夜布団の中で、「今日も1日、自分の時間がまったくなかった」と思うとき(30代女性)
・子どもがいてなかなか自分の時間がないので「独身のほうがよかった」と思います(40代女性)
<2位 行動が制限される>
・飲み会や友達との旅行などに気軽に行けなくなったので「独身のほうがよかったのかな」と思うときがあります(20代女性)
・友達に遊びに誘われても、家庭の都合で行けないことが多いとき(30代女性)
・独身時代にできたことができなかったり、制限がかかったりするとき(40代女性)
<3位 家事・育児が大変>
・疲れているとき、独身なら家事は適当でもいいしサボれた。結婚してからやることが増えた(30代女性)
・自分ひとりだったらあまり汚れない場所を、こまめに掃除しないといけないから(40代女性)
・仕事が遅くなったり疲れたりしてご飯の準備をしたくないとき。「独身なら外食やテイクアウトで済ませられるのに」と思います(50代女性)
<4位 自由にお金が使えない>
・結婚してからは生活費や貯蓄を考えて、あまり自分にお金をかけなくなりました(20代女性)
・自分の趣味にお金を払うとき。「独身のときのほうが惜しみなく使えたな」と思います(30代女性)
<5位 親戚づきあいが大変>
・義両親とのやりとりがめんどくさいとき(30代女性)
・夫の実家で行われるイベントに参加しなくてはならないとき(40代女性)
<6位 配偶者が家事・育児をしない>
・99%の家事を私がやっているときに感じます(20代女性)
・家事育児に終われてひとりの時間がとれないでいる中、夫がゲームしてるとき(40代女性)
<同率6位 独身の友達が楽しそう>
・同世代の友だちが飲みに行っているのを見ると「気軽に飲みに行けるのいいな」と感じ、独身のほうがよかったと思う(20代女性)
・友達の合コン話や恋バナを聞いたとき(30代女性)
・独身の友人が自分のことに好きなだけお金を使って楽しんでいるのを見るとき(40代女性)
男性では1位が「自由時間がない」、2位・3位は「自由にお金が使えない」「行動が制限される」となっています。
<1位 自由時間がない>
・一人の時間が圧倒的に減り、好きに動けないこと(20代男性)
・休日なのに色々とやることが増えて、自分の時間が一切ないとき(30代男性)
・趣味の時間がない(40代男性)
<2位 自由にお金が使えない>
・お小遣い制で自分の好きなものが買えないとき(30代男性)
・お小遣い制になってしまったので、ほしいものが買えない(40代男性)
<3位 行動が制限される>
・休みの日に朝寝坊したくてもできないとき。友人と遊びたいのに妻の付き合いで遊べないとき(30代男性)
・人間関係に制限がかかる。女友達と遊べない(40代男性)
<同率3位 配偶者にイライラする>
・ちょっとしたことで妻が急に不機嫌になるときは、「独身のほうがよかった」と思う(30代男性)
・妻の行動でイライラすることがあったとき(40代男性)
<5位 恋愛したい>
・素敵な異性と関わる機会があり、また恋愛したいなと思ってしまったとき(40代男性)
・もう恋愛ができないこと(30代男性)
なお女性も、「恋愛したい」は9位にランクインしました。
<6位 一人になれない>
・職場でも家でも一人になれないとき(30代男性)
・仕事のストレスが溜まって一人になりたいとき(40代男性)
<7位 配偶者と価値観が違う>
・金銭感覚が違うとき(30代男性)
・相手との価値観が違い、生活に支障が出たとき(40代男性)
■「生まれ変わっても結婚したいですか?」
男女ともに「結婚したい」が多数を占めるものの、男性の4人に1人は「したくない」派でした。「また結婚したい派」「結婚したくない派」それぞれの意見を紹介します。
<結婚したい人の意見>
・結婚してから自分の居場所がしっかりできて、子どもが生まれて、幸せな気持ちを味わえました(20代女性)
・1人の方がいいと思うときもあるが、圧倒的に妻や子どもといる時間の楽しさの方が大きいから(30代男性)
・夫に腹が立つときもありますが、やっぱりずっと1人は寂しいと思います(40代女性)
なお「結婚はしたいが、相手は今と変えたい」という人も複数いました。
<結婚したくない人の意見>
・相手に合わせるのがしんどい。一人のほうがマイペースに生活できて楽だと思います(30代男性)
・相手の問題ではなく、私が結婚に向いていないと思った。子育ても女性男性関係なく、向き不向きがある(40代女性)
・一人の方が気楽でよい。結婚しなくても恋人や親友がいればいいかなと思う(50代女性)
「結婚は面倒で疲れる」「一人のほうが気楽」という意見が多数。
「結婚していないからといって、孤独というわけではない」「今は結婚しない選択もありかなと思う」という回答も。近年は生涯未婚率が高くなり、一生シングルで生きていくライフスタイルも珍しくありません。世間体にとらわれず「自分が幸せになれる生き方」を追求したいですね。