「うまっ!マジ!?」と女児も驚いた、ネコの雪だるま 佐々木蔵之介さん実家の酒造会社が話題に
俳優の佐々木蔵之介さんの実家として知られる京都の酒造会社「佐々木酒造」(京都市上京区)が玄関前に飾ったネコの雪だるまがかわいいと注目を集めています。「仕事中に遊んでいるのがバレてしまいました」と笑う、制作者の同社商品部原口智子さんに電話で話を聞きました。
■モデルはネコ社員の「あーちゃん」
原口さんが雪だるまを作ったのは1月21日のこと。この日は京都市内で5年ぶりとなる積雪10センチ以上を記録した日。雪の少ない兵庫県西宮市出身の原口さんは、朝からの大雪に「はしゃぎまくっていました」。さっそく会社の搬入口近くで雪だるま作りに勤しみます。
モデルにしたのは同社の看板ネコ「あーちゃん」(キジトラ、オス)。同社会社概要にも「従業員数25名(ネコ含む)」とある通り、社員の一員。あーちゃんの担当業務は「広報です」。
あーちゃんの雪だるまは右手を「おいでおいで」の招き猫ポーズにし、太いしっぽもつけるという力作。制作途中、通りがかった近所の親子連れもクオリティーの高さに驚いたようで、4歳ぐらいの女の子は「うまっ!マジ!?」と声を上げました。「その場で直接『ありがとう』とお礼を言いました。小さい子にほめられるとうれしいですね」と振り返ります。
続いて現れた同社社長の佐々木晃さん(佐々木蔵之介さんの弟さん)はひと言「また雪で遊んでぇ」。ちなみにこれは関西弁で「また雪で遊んでる」の意。社長も合流し、傘も差さずに熱心に制作風景を撮影しました。
雪だるまは完成後、同社の玄関前に飾り、同日午後に溶けるまで通行人の目を楽しませました。
■後日談…「雪で遊んでいただけなのに(笑)」
同社公式Twitterアカウント(@kouribu)が雪だるまの写真を投稿したところ、かわいらしさが評判を呼び拡散。「かわいい」「うますぎる」「すごく上手」「招き猫雪だるま」「実物見たかった」「佐々木蔵之介さんの実家ですよね?」「以前、旅行で行きました」「また行きたいなあ」などの反応とともに6500を超えるいいねがつきました。原口さんは「いやぁ~、雪で遊んでいただけなのに仕事につながって…安心しました」とほっとした様子で笑いました。
ネコ社員もいる同社では、来たる2月22日の猫の日にちなんだお酒「猫の祝酒 にゃん酒(古都 大吟醸新酒)」を限定発売します。原口さんによるとお味は「華やぐフルーティーな香りと舌の上に広がる深みが特徴」。瓶の注ぎ口の飾り布にはネコ柄の西陣織(金、黒色の全2種)を使用。出荷本数は222本限定、お値段は税込み2222円とニャンニャンづくめです。1月27日から同社公式オンラインショップ「蔵元直送便」と同社小売部(営業時間午前10時~午後5時、日・祝日休み)で予約受付開始。2月2日から出荷。
(まいどなニュース・金井 かおる)