みなさんは結婚相手とはどのように出会いたいですか。現在の日本では恋愛結婚が主流で、2015（平成27）年版厚生労働白書によると、9割近くの人が恋愛結婚をしているといいます。しかし昨今の未婚率の高さは、以前はよく見られた「お見合い結婚」が少なくなったことが原因とする考え方もあるようです。

20～30代の未婚男女2400人を対象に結婚のイメージについて聞いてみたところ、41.0％の人が「結婚は自然に出会って恋愛した2人がするもの」と回答。一方で「結婚したい」と回答した1670人に「お見合いをしてみたいかどうか」を聞いたところ、「お見合いをしてみたい、してもいい」と44.3％の人が答えたといいます。

タメニー株式会社が運営する結婚相談所「パートナーエージェント」が、2022年1月に実施した調査です。

まず、「一般的に結婚は自然に出会って恋愛した2人がするものだと思いますか」と聞いたところ、「そう思う」（15.5％）、「ややそう思う」（25.5％）を合わせた41.0％が、「結婚は自然に出会って恋愛した2人がするもの」だと考えていることが分かりました。一方で、「あまりそう思わない」（8.2％）、「まったくそう思わない」（15.9％）を合わせた24.1％が、「そう思わない」と回答したそうです。

続いて、「結婚したい」と回答した1670人に「お見合いをしてみたいかどうか」を聞いたところ、「積極的にお見合いをしてみたい」（5.4％）、「機会があればしてみたい」（18.0％）、「お相手が見つからなければしてみたい」（13.1％）、「どうしてもと頼まれたらしてもいい」（7.8％）との結果に。また、「お見合いをしてみたい、してもいい」と考えている人は全体の44.3％でした。

さらに、「お見合いをするならどのような形が好ましいか」を聞いたところ、男性（65.8％）、女性（72.1％）とも「友人や知人からの紹介」が最も多い回答だったそうです。

また、「お見合いやお見合い結婚のメリットは何だと思いますか」と聞いたところ、「結婚を前提に出会える」が45.7％で最多となりました。次いで「身近に出会いがなくても結婚できる」（28.6％）、「普段は出会えないような人と結婚できる」（25.0％）と続きました。

「お見合いに抵抗がある」または「お見合いに興味がない」と答えた545人にその理由を聞いたところ、「自然に出会った人と結婚したいから」が最多の41.8％でした。次いで「恋愛してから結婚したいから」（34.9％）、「知らない人と会うのが得意でないから」（22.0％）と続いたそうです。

最後に、「お見合いに抵抗がある、または興味がない」と答えた人に「恋愛した相手と結婚したいですか」と聞いたところ、「そう思う」（47.2％）、「ややそう思う」（26.1％）を合わせた73.3％が、「恋愛した相手と結婚したい」と回答。一方で、「あまりそう思わない」（3.3％）、「まったくそう思わない」（7.9％）を合わせた、「そう思わない」と答えた人は11.2％でした。

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調査を実施した同社では、「誰しも自然な出会いを期待したい気持ちはあると思いますが、コロナ禍で職場や趣味の場での出会いが減る中、自分一人の力で結婚相手との出会いを掴むのは難しくなっています」と説明。「きっかけがお見合いでも、自然に出会った男女と同じように、恋愛関係を経てご成婚に至る方がほとんどです」とも述べています。