「シニア」って何歳から?「お年寄り」は73.1歳、「おじいさん・おばあさん」は69.0歳 呼び方でイメージする年齢を調査
「シニア」「おじいさん・おばあさん」「お年寄り」…年齢をあらわす呼び方はいろいろありますが、それぞれの呼び方は、いったい何歳からのことを差しているのでしょうか。
「シニア・お年寄り」の呼称に対するイメージを聞いたところ、「お年寄り(平均73.1歳)」「シニア(平均61.6歳)」と「最大11.5歳の差」があることがわかりました。続いて「実感年齢(実際の年齢とは別に、自分自身で感じる自分の年齢)と個人の特徴」を聞いたところ、「実感年齢」が若い県のTOP5は西日本という結果に。また、「実感年齢」が若い人は「鏡で自分をチェックする」、美容・ファッションに対して関心が高い傾向があり、さらに「実感年齢」が若い60代・70代は、デジタルリテラシーが高い傾向にあることなどがわかったそうです。
「サントリーウエルネス株式会社」が、2021年12月に全国の20~79歳の男女10894名を対象に行った調査です。
「シニア」「おじいさん・おばあさん」「お年寄り」という言葉からイメージする年齢は、「お年寄り(平均73.1歳)」「おじいさん・おばあさん(平均69.0歳)」「シニア(平均61.6歳)」となりました。意味としてはどれも似たような言葉と思いがちですが、最大で11.5歳の差があり、呼称に対するイメージは大きく違うようです。
「実感年齢(実際の年齢とは別に、自分自身で感じている自分の年齢)」別に全国ランキング化したところ、第1位は和歌山県(-3.51歳)、2位は高知県(-2.81歳)、3位は大阪府(-2.80歳)、4位は兵庫県(-2.75歳)、5位は鳥取県(-2.67歳)と、全国ランキングのトップ5がすべて関西から西のエリアという結果に。
また、トップ3の特徴としては、第1位の和歌山県が全国平均と比べて「年齢を意識せず、自分が好きな服を着たい」(1.2倍)」、「カラダだけでなくココロの健康も大切と思う」(1.1倍)、「睡眠時間は十分とっている」(1.2倍)、第2位の高知県は、「パーティが好き」(1.3倍)、「みんなでカラオケで盛り上がるのが好き」(1.2倍)、第3位の大阪府は、「自分の個性を主張したい」「主役になれる環境に満足」(いずれも1.2倍)という回答が寄せられたそうです。
「あなたはご自身の『実感年齢』を何歳と感じていますか」という質問に対して、回答者の実感年齢と実年齢の差分を年齢別に平均したスコアを見ると、20代、30代は実年齢より実感年齢の方が高く、37歳で実年齢と実感年齢の関係が逆転して、40代以降は実年齢より実感年齢の方が若くなっていることから、年代が高くなるにつれて実年齢との差は大きくなり、特に55歳くらいを境にその差は顕著になっているようです。
実感年齢が若い人たちは、「ファッションは自分の個性を表現するものだと思う」「自分の姿を鏡でよくチェックするほうだ」「髪型にはこだわっている」という項目に対して、実感年齢を高く答えた人に比べて、最大で21%以上高い結果に。また、「自分の素肌に自信がある」「肌つやを気にかけるほうだ」「爪のケアを怠らないほうだ」「同年代と比べて白髪が少ないと思う」という項目に対しても、実感年齢を高く答えた人たちと比べて、最大で20%以上高い結果となったそうです。
実感年齢が若い60代・70代は、「同世代と比べて自分はデジタルに詳しいと思う」「スマートフォンを使いこなしている」「SNS(Twitter・Facebook・Instagramなど)を使いこなしている」という項目に対して、実感年齢を高く答えた人たちに比べて10%以上高い結果となったそうです。