コンビニ4社のカップ豚汁を食べ比べ ベスト・オブ・豚汁は強い「味噌」を感じた一杯

まだまだ寒いこの時期、しっかり栄養が摂れて、体を温めることもできる「豚汁」は必須の汁モノメニューと言って良いでしょう。豚汁をイチから作るとなると結構な手間がかかるものですが、コンビニ各社からはプライベート・ブランドのカップ豚汁をそれぞれリリースしています。いずれのコンビニでも「お湯を注ぐだけで、美味しい豚汁をいただける」ことから、この時期はどこも棚が凹んでいる状態……つまり売れている状態のように見受けられました。

しかし、その味・仕様はコンビニごとに違いがあるはずです。そこで今回はこれら「コンビニのカップ豚汁」4商品を徹底比較しレビューします。果たして、コンビニ各社の豚汁にはそれぞれどんな個性があるのでしょうか。

■【その1】セブン-イレブン「7P カップみそ汁 具だくさん豚汁」(税込149円)

まず最初にいただいたのは、セブン-イレブンの「7P カップみそ汁 具だくさん豚汁」。7種類の豚肉・野菜などを使ったもので奥深いコクを味わうことができました。それでいて、何かの具材のパンチが飛び抜けているわけではなく、全体のバランス感が素晴らしく、これぞ優等生の味。これだけのパンチでカロリーは100以下の94キロカロリー。健康面にも十分配慮した一品だと思いました。

■【その2】ファミリーマート「たっぷり7種の具材 とん汁」(税込158円)

続いていただいたのは、ファミリーマートの「たっぷり7種の具材 とん汁」。セブン-イレブ同様、こちらも7種類の豚肉・野菜などが使われており、裏面を見ると、内容もほとんど似通っています。

しかし、実際にいただいてみると、セブン-イレブンの豚汁よりも味噌特有の塩味が立っており、より強いパンチを味わうことができました。有名な味噌メーカー・ハナマルキとの共同開発で作られているようで、このためより強い「味噌感」を表現しているのかもしれません。

濃い味好きに筆者には、「優等生」的なセブン-イレブンよりも好きな味でしたが、他方そのカロリーは114キロカロリー。パンチがある分、カロリーも高め……ということも妙に納得です。

■【その3】ローソン「ごろごろ野菜のとん汁」(税込185円)

続いていただいたのは、ローソンの「ごろごろ野菜のとん汁」。その名の通り、大きめに具材をカットした具材が入っており、味だけでなくごろごろ食感も楽しめるという寸法。実際にいただいてみても、具材の口当たりが楽しいせいか、より強い満腹感があります。これでいて78キロカロリーですので、健康的でもある豚汁だと思いました。

また、今回食べ比べた4社のコンビニの中では唯一、プラスチック使用量を削減するためか上蓋が紙になっている点も好印象。全てにおいてSDGsにもリンクする、理想的な豚汁のように思いました。

■【その4】ミニストップ「信州米みそ使用 豚汁 生みそタイプ」(税込148円)

最後にいただいたのは、ミニストップの「信州米みそ使用 豚汁 生みそタイプ」です。こちらは、具材7種に加え、2種類の米みそを使ったこだわりの一品です。

いただいてみると、具材の中でもごぼうの風味が際立っており、そして味噌のインパクトも強く、豚汁にありがちな「ケモノ感」はかなり控えめな印象でした。製造しているのがオーガニック味噌などで有名なひかり味噌なので、特に味噌のバランスにはこだわって作られているのではないかと推測します。

いずれにしても優しい風合いなので、シーンを問わずいただけそうな汎用性の高い豚汁のように思いました。

■ベスト・オブ・豚汁は、最も「豚汁感」を感じたこの一杯!

いずれのコンビニの豚汁も、それぞれ個性や特徴が違いながらも美味しくいただくことができました。筆者個人的には、やはりファミリーマートの「たっぷり7種の具材 とん汁」が最も「豚汁感」を感じ、同時に満腹感も得られました。カロリー高めではありますが、やはり「『ザ・豚汁』をいただきたい!」と思う場合は、ファミリーマートの豚汁をチョイスすれば間違いないように思いました。

本記事を参考に、是非各社の豚汁を飲んでみてください。あなた好みの一杯に出会えるかもしれませんよ!

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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