1年後に予想する物価上昇率は2.43%…過去最高水準に 前月から価格が最も上昇した食品は「食パン」
消費者庁がこのほど発表した「2022年2月の物価モニター調査結果(速報)」によると、物価モニターが予想する「1年後の物価上昇率は2.43%」となり、2014年12月の2.3%以来、過去最高を記録したそうです。
「物価モニター調査結果」は、全国47都道府県の物価モニター2000人が、調査対象である25品目の価格の見取調査を行うことにより、生活関連物資の価格動向を把握するものです。あわせて物価モニターには、物価動向についての意識なども聞いています。
調査対象の25品目のうち、前月比で価格が上昇した品目数が下落した品目数を上回り、「上昇した品目数-下落した品目数」はプラス21となりました。
また、価格上昇幅が前月比1%以上の品目は、「食パン」(プラス3.7%)が最も高い結果となり、次いで、「食用油」(プラス3.2%)、「ポテトチップス」(プラス2.1%)、「ソーセージ」(プラス1.3%)、「生中華麺」(プラス1.2%)、「カップ麺」(プラス1.1%)、「洗濯用洗剤」(プラス1.1%)と続きました。一方で、価格下落幅が前月比1%以上の品目は、「卵」(マイナス1.0%)となったそうです。