コロナで臨時休園…「1日中子どもが家にいるなんて、何をしよう」 外遊び、お友達に会うのにも試行錯誤

新型コロナウイルスの感染拡大で、休園となっている保育園・幼稚園も多いのではないでしょうか。家に毎日子どもがいて何をしよう…と保護者のみなさんは悩むところです。休園時間を少しでも充実できるように、試行錯誤しているママ・パパたちの声をご紹介します。

■休園事情に配慮しながら外遊び!

子どもの運動不足などを考えると外遊びもしたいところですが、みなさんどんな配慮をしているのでしょうか。普段と時間や場所を変えて遊んでいるという人も多いようです。

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▽「コロナの感染者が出た幼稚園の子が遊んでいる」とクレームが

休園になったので、幼稚園の近所の公園で遊んでいたら「コロナの感染者が出た幼稚園の子が遊んでいる」と近所から幼稚園側にクレームが来たようです。もちろん、幼稚園側は擁護してくれたようですが、一斉送信のメールでその事実を知りました。その時遊んでいたのは我が家だけではなかったのですが、もし子どもに直接差別的なことを言われたらいやなので、それ以来幼稚園から離れた公園に移動して遊ばせています。(Aさん、子ども5歳・6歳)

▽いつもより早い時間にたっぷり遊ぶ

あえて出勤時間くらいの早いタイミングに外遊びをしています。近所ではまだ休園していない幼稚園もあり、子どもが自分の園だけ休園なことを寂しがるようになりました。ですので、いつもより早く起きて早い時間にたっぷり遊び、その後は家でのんびり過ごします。子どもにとっても誰もいない公園でのびのびできるのは楽しいようです。人がいないので感染対策にもおすすめです!(Uさん、子ども5歳)

▽時間がたっぷりあるからこその遊びを

自然豊かな立地にある我が家は家の近所に森があります。今は時間もあるのでここで遊ばせています。アスレチック感覚で探検をして体で自然を感じたり、季節の植物を見つけて調べたり。朝から行って帰宅がお昼すぎることもありますが、たっぷり時間がある時だからこそできる遊びだと感じています。(Sさん、子ども7歳・5歳・4歳)

▽遠出はできないけれど、できなかったことに挑戦

家の前の公園で縄跳びやボールなど自宅から持ってきたもので遊んでいます。下の子もまだ2歳で口に手を入れやすいので遊具で遊ぶのは心配。自宅から持ち込んだものならば、思いっきり遊ばせられます。休園期間に縄跳びや、ボール投げなどこれまでできなかったことに挑戦してできるようになっていて楽しそう。おうちの前だけど充実しています。我が家は小学生の姉もいるので、学校のスケジュールに合わせてすぐに帰れるのも家の前ならではです。遠出はできないけれど何かの目標を達成するということを学べています。(Kさん、子ども8歳・3歳・2歳)

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…時間があるからこそ、目標を立てて達成に向かって親子で頑張るというのも子どもにとって良い思い出になるかもしれません。時間がない時にはできない「子ども主体の遊び方」に取り組んでいるママが多いようです。

■休園の時間を思いっきり活用してお家で知育!

休園時間を知育時間に活用して、少しでも子どものレベルアップをしようと考えるママもいます。

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▽オンラインの習い事を導入!

休園で時間がたっぷりできたので、オンラインの英語の習い事を開始。毎日朝と夕方にレッスンをいれ、その間の時間は家で英語の本を読んだりDVDを見たりして過ごしています。休園明けまでに英語のスキルがどれくらいつくかが楽しみです。(Sさん、子ども4歳)

▽子どもの好きなことに時間を使う!

料理が好きだけど幼稚園に入ってからゆっくりできなかったので毎日子ども用のレシピ本を見ながら、好きなお菓子を1つ作っています。材料の買い出しからすべて自分でやってもらって、おやつに一緒に食べているのですが、1年前ではできなかったことがたくさんできるようになっているのを見て成長を感じます。作ったお菓子は写真に撮って園の先生に見せるんだと、写真を撮りながら休園明けを楽しみにしています。(Kさん、子ども3歳双子)

▽幼稚園と同じ環境に家の中を変更

モンテッソーリ園に通っていたので、休園中は家のレイアウトをモンテ園風に変えてみました。教具も新たにレンタルして幼稚園と同じ空間を作ったら大喜びで夢中でお仕事をしています。親も横でゆっくり付き添えるので「こんなことできるようになったのか」と新たな発展があって楽しいです。これを機に私もモンテッソーリに関する資格を取ろうと勉強し初め、親子で刺激をもらえています。(Oさん、子ども5歳)

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…子どもの興味や関心があることや、親がやらせたいことを時間がたくさんがある中で取り組み、休園明けまでに子どものレベルアップを考えるという方も増えているようです。

■大好きなお友達との時間も頑張って確保

休園になりお友達と会えないことが辛い、ストレスになるというお子さんも多いそうです。そのため、働きに出ていないママたちはお友達と会えるように、試行錯誤されている方もいるようです。

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▽仲の良いお友達と遊ぶことでストレス解消

休園によって1番寂しいのはお友達と会えないことだそう。仲の良いママ友と連絡を取り合い、週に1~2日はお友達とお外遊びをさせています。1時間程度でも仲の良いお友達と遊ぶことでストレス解消となっているようで、それ以降笑顔がたくさん見られるようになりました。(Eさん、子ども6歳)

▽幼稚園のお友達でなくても…

幼稚園のお友達の連絡先を知りません。ですが誰かしらと遊びたい娘。自分の学生時代の友達や、近所のお友達と遊ぶ時間を作っています。幼稚園に入る前によく遊んでいたので、久しぶりということもあり若干人見知りしていますが、楽しそうに遊んでいて、良かったと思います。(Hさん、子ども4歳・2歳)

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…なお、コロナ休園の考え方は人それぞれです。コロナに感染させないように極力人と会わずに自宅で過ごしたいという方もいれば、感染対策をしながら数時間の外遊びだけでもさせて社会性を維持したいというママも。この、遊びのお誘いで、それぞれの価値観の違いからトラブルにつながる事例もあるため、遊びに誘う時には、相手のおうちのコロナに関する考え方を尊重しつつ配慮をしていくことも必要となるでしょう。 

■習い事もお休み傾向!興味がなくならないように対策中

休園対象となっている幼稚園の子は習い事にも来ないでほしいといわれるところが多いようです。休園明けで習い事に行きたくないといわないように、休園時間を活用して対策しているママたちもいます。

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▽コロナ休園中は来ないでほしいといわれて

通っている水泳は、学区外であり、その学区ではまだコロナ感染者が少ないということもあり、コロナ休園中は来ないでほしいといわれました。本人はお友達やコーチに会えてたくさん泳げると思っていただけに大ショック。なので、屋内の市民プールに習い事があった時間に連れていき、泳がせています。おかげで休園明けも体力と技術は維持されそう。(Kさん、子ども5歳)

▽幼稚園でやっている習い事もお休みに

幼稚園でやっている英語教室に通っていました。新型コロナウイルス感染症で幼稚園でやっている習い事もすべてなくなり、子どもはこれを機に辞めたいと言い始めました。せめて興味がなくならないように、ディズニー好きな娘のためにディズニープラスを契約。英語で見せて何とか休園明けも習い事に行ければと思っています。(Tさん、子ども6歳) 

■ママの休息も忘れずに!!

幼稚園休園中も子どものために子どもが楽しく過ごせるようにと頑張るママたち。そのため最近疲れやすいという方も多いのでは。ママの休息時間もしっかり取り入れていきましょう。

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▽パパがいる日はガス抜きDAYに

平日は自分が頑張って子どもを見ているので土日は1日ママお休みの時間を作らせてもらい、自分の好きなことをさせてもらっています。そして月曜からまた頑張るというサイクルです。(Kさん、子ども8歳・3歳・2歳)

▽在宅の日は、1人ランチに 

パパが在宅の日は、平日の昼間に買い出しついでに1人ランチに行ってガス抜きしています。子どももずっとママの顔では飽きるらしく、パパとのんびりランチできてうれしいようです。(Oさん、子ども5歳)

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幼稚園や保育園が休園になると、家で時間があるぶん、子どもの生活の質を重視しようとついつい頑張っちゃうママが多いかもしれません。先の見えない休園期間、無理せず、子どもだけでなくママも楽しく過ごせるようにパパと協力しながら乗り越えていきましょう。

(まいどなニュース/BRAVA編集部)

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