洗い残しが多いのは「手の平」「手の甲」 石けんメーカーに手洗いの基本を聞いた

オミクロン株による感染者数がやや減少傾向にある昨今ですが、引き続き感染防止には最善の注意をはらいながら過ごしたいものです。

その基本中の基本が「手洗い」ですが、無添加石けんのパイオニアとして知られるシャボン玉石けんでは、昨年12月、福岡県内の高校生約60名を対象に「正しい手洗い」の啓発を実施。専用の薬液をつけ、普段通りに手を洗ってもらった後、ブラックライトに手の平・手の甲をかざし、「洗い残し部分」を可視化するという試みです。

これによって手洗いを行う際、多くの人がおろそかになりがちな部位を認知することができたというわけですが、果たしてその「部位」とはどこなのでしょうか!?

■意外にも洗い残しが多かった「手の平」「手の甲」

まず洗い残しが多かったのが「手の平」「手の甲」といった部分。石けんなどを使う際、比較的触れることが多そうにも思えるこの部位に、洗い残しが多かったことは正直意外でした。

推測では、手洗いをする際、指の内側のみに集中するせいか「手の平」「手の甲」などがおざなりになっているようにも思います。しかし、日常生活ではいずれの部位も様々なものに触れよく使うところでもあります。こういった「手の平」「手の甲」も意識的に洗うことで、感染防止に役立つように思いました。

■「手首」も忘れずにしっかり手洗いを!

次に多かった「洗い残し部位」は「手首」。ある程度想像し得る「洗い残し」部位ではありますが、これを正しく洗うためにはきちんと腕まくりをするなどし、徹底した手洗いをするほうが良いでしょう。

ちなみに、シャボン玉石けんでは「正しい手の洗い方」として、以下のポイントを挙げています。

■手を洗う前に指輪や腕時計は外しておきましょう

■手洗い時間の目安は20~30秒です

■洗い残しやすい「親指のつけ根」、「指先(爪)」、「指と指の間」、「手首」は特に丁寧に洗いましょう

■手を洗った“後“は、しっかり手を乾かし髪の毛などは触れないように注意しましょう

■念入りに洗うことで「感染症予防に期待が持てる」と思えば、面倒には感じない!

これらシャボン玉石けんが発表した「洗い残ししやすい場所」の結果、「正しい手の洗い方」「手あらいの仕方」などを参考に、筆者も正しく手洗いしてみることにしました。使うのはもちろんシャボン玉石けんのアイテムです。

念入りに手洗いをし始めると、意外と時間がすぐにすぎていくもので、気づくと目安の20~30秒どころか筆者は2分半ほど手洗いしてしまいました。同時に念入りに洗うことで「感染症予防の効果に期待が持てる」と考えれば面倒くさいようにも感じませんでした。ぜひ皆さんも、これらの正しい手洗いを実践してみてください。

■楽しく、正しく「手洗い」を啓発するシャボン玉石けん

最後にシャボン玉石けんの担当者にも話を聞いてみました。

「感染症対策の基本は石けんによる正しい手洗いです。しかし、手洗いは自己流でさっと済ませてしまう方も多く、改めて正しい手洗いを見直しいただくきっかけになれば……と、啓発活動を行っています。『シャボンちゃんの手あらいうた』動画やポスター、地元テレビ局とコラボした『手あらいダンス』などを通じて、お子さまでも楽しく、正しい手洗いを身につけていただければと思っています。

今回、福岡県内の高校生約60名を対象に実施した啓発活動では『コロナ禍の慣れや寒さで手洗いが疎かになっていること』『意外と正しい手の洗い方を学んだことがない』といったことが分かりました。また、手の平・手の甲の洗い残しは、全体的に手洗いがきちんとできていないことも示されました。『寒さでさっとしか洗っていない』『石けんをつけずに水のみで洗っている』といったものです。今回は手洗いチェッカーを使って洗い残しを可視化したことで、洗ったつもりでも洗い残しが多いことを実感していただけました。可視化し、楽しく、正しい手洗いを啓発することの重要性を改めて認識できました。今後も継続して啓発活動を行っていきたいと思います。

また、シャボン玉石けんの『手洗いせっけんバブルガード』は、アルコールや抗菌剤、香料、着色料、酸化防止剤、合成界面活性剤を使用していない無添加石けんです。昔ながらの釜炊き製法(ケン化法)でじっくり丁寧に作ることで、原料の天然油脂に含まれる天然の保湿成分を含んだ石けんが出来上がるため、しっとりと洗い上がります。低刺激で手肌にやさしく、お子様からご年配の方までお使いいただける製品です。ぜひ多くの方に『正しい洗い方』で、本製品をお使いいただければ幸いです」(シャボン玉石けん・担当者)

あらゆる感染防止対策の中でも基本中の基本の「手洗い」。今こそ再認識し実践したいものです。ご自身はもちろん、身の回りの家族・友人や大切なパートナーと一緒に実施することで楽しく、衛生的な生活をおくれるはずですよ!

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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