哲学の先生あるあるが話題「人間に興味なくて話しかけるとほんのり嫌そう」「生徒のことを毎年入れ替わる葦くらいに思ってる」
「人間に興味がなくて話しかけるとほんのり嫌そう…」
哲学科の先生のエピソードがSNS上で大きな注目を集めている。
「哲学科の先生、全員クセがあって好きだったな。みんな人間に興味がなくて話しかけるとほんのり嫌そうなのがよかった。生徒のことを毎年入れ替わる葦くらいに思ってて一向に名前を覚えようとせず、一人の生徒の名前だけ覚えて『Aさんの右隣の人』『Aさんの正面の人』で乗り切ろうとするの愛おしかった」
と件のエピソードを紹介したのは漫画家の羽流木はないさん(@warugi871)。
たしかに哲学者は他者との交流を嫌い、観念の中に生きるイメージがあるがこれほどまでとなると…。羽流木さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「Aさんが休んだ日は大変だなぁ……」
「個人としてじゃなく群体とか種としてじゃないと興味持てない感じかな
理解はできる」
「『ほんのり嫌そう』って表現なんか好きです笑」
「講義が終わると、帰りのスクールバスに一目散に逃げる先生思い出した(笑)人嫌いな先生、、懐かしい。」
など数々のコメントが寄せられている。
羽流木さんにお話を聞いた。
ーー哲学科の先生たちがみなこのような人柄であること原因についてどのように思われますか?
羽流木:私の学校の穏やかな校風も大きかったと思います。とは言え普段から考える姿勢があったからこそ、常識や規範に左右されることなく自分らしい生き方を追求できていたのではと思います。
ーー羽流木さんはじめ、生徒たちはそんな哲学科の先生たちについてどのように思われていたのでしょうか。
羽流木:人間臭くてラブ~いと思ってました。
ーーこれまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。
羽流木:先生方の名誉のために補足すると、普段はちゃんと授業してくれてました(笑)。 また私にとって哲学科は人生最良の選択の一つでしたがこれに関しては運と相性が大きいので、学科選択は是非慎重にお願いします
◇ ◇
羽流木は今回の反響に乗じ、「時間切れでRTA人生講座をする哲学の先生」や「講義内容を変更して近くの公園で酒を飲もうとする哲学の先生」など自作の「哲学科オモロ大好きシーンセレクション」を公開している。
読者のみなさんはこんな哲学者に出会ったことはあるだろうか?
なお羽流木さんは現在、原作を担当する漫画「普通と化け物」(KADOKAWA)、「百合の園にも蟲はいる」(講談社)を連載中。いずれもエッジのきいた話題作なので、ご興味のある方はぜひチェックしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)