「給料に満足していない」「大きなプロジェクトで働きたい」 年収600万円以上の22歳~26歳 半数以上が転職を検討
イマドキの若者は転職についてどういう考えを持っているのでしょうか。年収600万円以上の22歳~26歳の会社員109人を対象に、「Z世代の転職意識」に関する調査を実施したところ、半数以上が「転職を視野に入れている」と回答しました。また、約7割が、転職やキャリア情報を仕入れる先として「SNS」を活用していることがわかったそうです。
口コミ評価型転職プラットフォーム「みんなのエージェント」を運営する株式会社みんなのエージェントが、2022年2月に実施した調査です。
はじめに、「あなたは現在、転職を視野に入れていますか」と質問したところ、「かなり考えている」が19.2%、「やや考えている」が36.7%という回答となりました。なお、「全く考えていない」と回答した人は23.9%でした。
続いて、転職を「かなり考えている」「やや考えている」と回答した方に、「転職を視野に入れている理由を教えてください(複数回答)」と質問したところ、「給料に満足していない」が42.6%、「もっと大きなプロジェクトで働きたい」が34.4%、「理想のキャリアを追求」が32.8%という回答となりました。ほかには、「リモートワークができる環境で働きたい」「都内から離れたい」「自分のスキルで報酬増やす」「スキルを生かした副業を見つけたい」「働き方改革のお陰で、残業が減り、収入ダウンしたため」「家賃補助が無い」「DX推進が遅れていて、改善する気もなく効率が悪いため」などの回答を得たそうです。
さらに、「実際に転職活動を行っていますか」と質問したところ、「本格的に行っている」が34.4%、「少し行っている」が49.2%という回答となり、あわせると83.6%のZ世代会社員が、転職活動をしていることがわかったそうです。
「転職やキャリアの情報を仕入れる先として、SNSを活用していますか」と質問したところ、「非常に活用している」が34.4%、「やや活用している」が41.0%という回答となり、あわせると75.4%が、転職やキャリア情報を仕入れる先として「SNS」を活用していることがわかりました。
また、「情報の仕入れ先として一番自分がよく利用するプラットフォームを教えてください」と質問したところ、「Twitter」(28.3%)、「Instagram」(23.9%)、「LinkedIn」(17.4%)、「Facebook」(13.0%)、「TikTok」(10.9%)という結果になりました。
「現在行っている転職活動の内容を教えてください(複数回答)」と質問したところ、「転職サービスに登録」が52.9%、「転職エージェント探し・登録」が45.1%、「新しいスキルを身につける」が37.3%という回答となりました。
「次の転職先に期待していることを教えてください(複数回答)」と質問したところ、「現状の年収以上の給与」が60.8%、「やりがいのある仕事内容」が33.3%、「能力・スキルが身に付く」が31.4%という回答となりました。そのほか、「人脈の拡大」「リモートワーク」「より良い人間関係」「地域限定の社員になりたい」「職場が通いやすい」「スキルを高めながら給与も上げられることを期待している」「自分の夢に割く時間が取れるかどうか」などの回答を得たそうです。
最後に、「転職のエージェントを選ぶ際、どのような情報を知りたいと思いますか(複数回答)」と質問したところ、「実績」が77.1%、「得意とする職種」が57.1%、「口コミ・評判」が48.6%という回答となりました。
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調査を行った同社は、「Z世代の会社員の多くは、SNSを活用しながら情報を収集した上で、転職エージェントを活用するという流れが主流のようです。また、転職エージェントを選定する際には、実績や希望職種に強いエージェントなのかが重視されている他、『口コミ』というリアルな利用者からのフィードバックも参考にされている傾向があります。求職者の希望に寄り添う転職エージェント選びが、Z世代の転職を成功に導くカギとなりそうです」と述べています。