全長10メートル、巨大なつららの撤去風景に驚き! ここ10年で最大「もはや屋根支えてそう」と話題に

強い寒気が次々と襲った2022年の冬。日本海側や内陸で降った記録的な大雪も記憶に新しいところです。そんな冷え込みの厳しい2月末に、鳥取県大山町のスキー場近くにある「ホテル大山しろがね」が投稿した、芸術的ともいえるつららの撤去作業がTikTokで話題となりました。ホテルの担当者に聞きました。

動画でまず飛び込んでくるのは、レンタルショップの軒下に連なる大小さまざまなつらら。画面端からは、それらを落とすための長い鉄骨が伸びています。ところが、鉄骨が突いたのは並んだつらら群ではなくその手前の柱…、いや、柱じゃない!?ドサッ…という音と共に落ちたのは、柱と見まがうほどの巨大なつららでした。

地面につきそうなほど大きなつららが落ちる壮観な光景は「ほんとの柱かと思った!びっくり」「もはや屋根支えてそう」「一撃ナイスです!ガラスにも当てずお見事!」と大反響。投稿は現在82万回再生超を記録しています。

■つららは全長10mで、ここ10年では最大、今年3本目の撤去だった

「ホテル大山しろがね」さんに、この巨大つららについて聞きました。

--あまりのサイズ感に驚きました!

全長10mほどあり、ここ10年では最大だったと思います。数年ぶりに積雪量が2mを超え、最低気温マイナス6度という日が数日続いたことで、ここまで大きくなったのだと思います。例年では見られないサイズ感ですが、今年はこの大きさのものが3回できました。投稿は3本目の撤去風景です。

--宿泊客のみなさんも驚かれたのでは?

当ホテルが運営するスキーやスノーボードのレンタルショップの建物でしたので、利用者様たちが記念撮影をされていました。

--ここまで大きく成長すると、落とすのが少し残念になりそうです。

芸術品になりそうなサイズまで成長しましたので、残念な気持ちはありました。ただ、お客様の出入りが頻繁にある場所ですので、安全を考えて撤去しました。自然落下では落ちる方向がわからなくて危険ですから。

--一撃で撤去する様子もお見事でした。

約8メートルある鉄骨を使用しました。重さで真下に落ちるよう、できるだけ横方向に力が入らないよう心がけています。

--投稿が大反響でした。

「それがつららとは!」と驚かれた方がたくさんいらっしゃって印象的でした。鳥取県大山は冬のつららをはじめ、春には登山や野鳥を楽しみに来られる方も多くいらっしゃいます。また、平井知事が「星取県」と命名するほど星がきれいな場所でもあります。自然に囲まれた田舎ですが、お散歩をするだけでもリフレッシュにつながると思うので、ぜひ一度足を運んでいただけると嬉しいです。

暖かい日が増えてきたものの、まだまだ寒の戻りに注意したい3月。大山のように雪の多い地域ではもう少しつららが楽しめそうですが、落下すると危ないので、眺めるときは距離を取るのをお忘れなく。

(まいどなニュース特約・鶴野 浩己)

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