夫へのバレンタインチョコ あげる派?あげない派? 妻たちの本音は
まもなくホワイトデーですが、そもそもバレンタインデーのチョコレートはみなさんもらえましたか? 子育て中のママ1221人(20代~60代)を対象した調査によると、約2割が毎年のバレンタインデーで「夫にチョコレートを渡していない」と回答。いつから渡さなくなったのかを聞くと、約半数が「結婚や出産を期に」と回答したそうです。
育児支援サイトを運営する「株式会社ベビーカレンダー」が、2022年1月28日~2月3日の期間に実施した「産後、コロナ禍における夫婦関係の変化」についての調査です。
はじめに「出産後、夫への愛情は変化しましたか」と聞いたところ、「増加した」(26.5%)、「減少した」(30.4%)、「変わらない」(41.0%)という結果に。一方で、良くも悪くも愛情に変化を感じた人は56.9%にも上りました。 それぞれの具体的なコメントは以下の通りです。
【夫への愛情が「増加した」】
▽主人が2カ月間育休を取り、家事や上の子の遊び相手など、率先してやってくれた
▽子どもの世話をしている姿が微笑ましく、私の負担を減らすため家事分担してくれ、産前より頼もしく感じる
▽産後イライラがひどかったが夫の気遣いの方が一枚上手だったので、その優しさを受け自分も冷静になれた。
【夫への愛情が「減少した」】
▽育児にあまり協力的ではなく、ワンオペ状態。労って欲しい!
▽夫が育休を取ってくれたのはいいが家にいる時間が増えて家のことに口出すことが多くなってイライラしがち
▽マイペースで子どもが生まれる前の生活パターンを自分だけ維持しているのに嫌気が差したから
続いて「コロナ禍の影響で、夫への愛情は変化しましたか」と聞いたところ、「増加した」(22.9%)、「減少した」(12.9%)、「変わらない」(62.7%)という結果に。変わらない率は前述の「出産後」と比較すると21.7%多くなりました。一方で良くも悪くも愛情に変化を感じた人は35.7%となったそうです。それぞれの具体的なコメントは以下の通りです。
【夫への愛情が「増加した」】
▽一緒にいる時間が増え、ケンカも増えたが、子育てを一緒に頑張れているため
▽昔は子供が寝てからしか帰ってこなかったが、飲み会がなくなって早く帰ってくるようになった
▽通勤がないぶん疲れが楽になったようで、夫の機嫌がいい日が増えた
▽仕事より家にいる方の大変さが分かってきたようです
【夫への愛情が「減少した」】
▽旦那からの感染で家庭内感染したのに、旦那が仕事のことでピリピリして、八つ当たりされた
▽コロナに対する危機感や、行動制限への考えが異なるため。仕事の一環と言って飲み会へ行くなど
▽家にいる時間が増えたことで、家事育児への非協力的態度が目につき、ストレス
▽夫が在宅ワークになり、時間を気にすることなく仕事をしており、コミュニケーションが減った
一方、「毎年、バレンタインデーは夫にチョコレートを渡していますか」と質問したところ、79.6%の人が「毎年チョコレートを渡している」と回答。その一方で、渡していない人に「いつから渡さなくなりましたか」を聞いたところ、47.2%の人が「結婚や出産を期にチョコレートを渡さなくなった」と回答しました。
なお「渡さなくなった具体的な理由」の第1位は「夫はチョコレートが好きではないから」(17.6%)、第2位は「チョコ以外のものを渡している」(9.0%)という回答で、その理由が必ずしも愛情に関連する理由ではない事もわかったといいます。またバレンタインデーをめぐっては以下のようなコメントもありました。
【出産後、バレンタインデーにあった夫婦の変化】
▽出産前は手作りしていたが、産後は作る時間をとったりするのが大変なので市販のものを渡すようになった
▽子供が2歳すぎてからは子供と一緒に手作りするようになった
▽子どもからと言って渡すようになった
▽義父母にもチョコを渡すため、義実家へ行って食事する日になった
◇ ◇
調査を行った同社は、「夫への愛情は、コロナ禍よりも出産によって大きく変化するという結果が出ました。子育て中のママが、外部環境の変化においてもうまく適応し、家族を愛している様子が伺えます」と説明する一方で、「しかしながら、夫の何気ない言動に傷ついたり、不安に思ったりと、夫にモヤッとした気持ちを抱えるママも少なくありません。まもなくホワイトデーを迎えるということもあり、最近、ママへの感謝の気持ちを伝えていないというパパは、改めて感謝の気持ちを込めたプレゼントを用意してみてはいかがでしょうか」とも述べています。