「ウコン、20万で買わんか?」親友の目がキラキラ ネットワークビジネスの事務所に連れていかれた漫画家さんは…

学生時代の友人からネットワークビジネスに勧誘された顛末を描いた漫画「本当にあった怖い話 地元の親友編」がSNS上で大きな注目を集めている。件の漫画を描いたのは漫画家でzwift愛好家のぬこー様ちゃん(@nukosama)さんに話を聞いた。

 

小学校時代からの親友から久しぶりの電話。「この喜びは電話なんかじゃ伝えれんけぇ…今から会おうで」と言われ「もしかして結婚か?となるともしかして嫁さんでも紹介してくれたりするんかな?」と喜び勇んで会いに行くとそこに待っていたのは"20万円のウコンを売ると2万円の不労所得がもらえる"という怪しいネットワークビジネスだった…。だれもが通る苦い"あるある"を鮮やかなタッチで描いたこの作品に対し、SNSユーザー達からは

「あぁ~、そう言えば、大学入って直ぐによく遊んだ友人から勧められて、会社入ったら同僚からまた勧められて、更にその数年後には保険外交員に本社まで拉致軟禁されたなぁ…。で、その後どうなったのか凄く気になります」

「金払いの良い輩がある日、終電間際に呼び出してきてオールカラオケかな?と思ったら「生活用品を〇〇にしようや」って帰宅手段塞がれたり。家の方向が逆の同級生が近くの公園で話しかけてきてベンチに座って話し始めたら周囲の人が取り囲んできて宗教の話され始めた事思い出した。。。ε(・ω・)3」

「友達から経済の勉強会みたいなのあるから、来ないって言われて、行ったらネットワークマーケティングの勉強会だったので、これが噂の‥と思い話、聞いて二度と行かなかった。どうやったら、あの方法で簡単に儲けられるのかだけは全然わからんかった。」

など数々の共感のコメントが寄せられている。

ぬこー様ちゃんにお話をうかがってみた。

ーー電話があった頃、桑原さんはぬこー様にとってどのような存在だったでしょうか?

ぬこー:当時彼がバイトしてたラーメン屋に年に数回顔出してました。いつもチャーシューおまけしてくれました。それ以外ではたまに飲みに行くくらいでした。

ーー話がねずみ講だとわかった際のご感想をお聞かせください。

ぬこー:純粋にヤバいと思いました。でもパチプロ目指すよりはマシかなとも思いました。

ーーその後、桑原さんとのご関係はいかがでしょうか。

ぬこー:携帯の料金が払えなくなったようで気が付いたら連絡がつかなくなりました。今は全然知らない女性が出ます。4年は会ってないです。でも実家から近いので会おうと思えば会えます。

ーーこれまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。

ぬこー:思った以上に続きを望む声が多かったので、寝る間を惜しんで続きをいっきに描き切りました。タコピーの原罪と同じ日に完結できて桑原も満足だと思います。

◇ ◇

「本当にあった怖い話 地元の親友編」は序章、中編、完結編の三部構成となっており、特に完結編はジェットコースター級の意外かつスリリングな展開で味わい深い。さらにKindleではSNSに載せきれなかった分を補完したバージョンも無料公開されているので、ご興味ある方はぜひチェックしてネットワークビジネス勧誘に対する備えとしていただきたい。

なお今回の話題を提供してくれたぬこー様ちゃんは6月に開催される自転車ロードレース大会「Mt.富士ヒルクライム」に出場するにあたりオリジナルジャージをデザイン。受注販売方式で、4月10日まで受付しているのでこちらもぜひ多くの方にチェックしていただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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