ニャンズの危機管理能力に驚き!揺れるたび机の下に移動する猫が話題 「見習いたい」「子どもに見せたい」
3月16日に福島県沖で発生した地震(宮城、福島両県で最大震度6強、マグニチュード7.4)、その数時間後、Twitterに投稿された写真が話題となっています。「揺れるたびに机の下に移動するうちの猫たちの危機管理能力。見習いたい……」とつぶやいたのは、岩手県在住のマキシシDOさん(@policohumour)。そこには、机の下に潜って揺れが収まるのを待つ2匹の猫が写っていました。仲良く揃って避難する姿に「地震が起こる前に感じるだろうから、予知にはなるね」といった声が寄せられました。飼い主さんに話を聞きました。
「ぜひ小学校の低学年の子どもたちに見せたいですね」
「素晴らしいですね!人間も見習わねば」
「地震が起こると一緒に飼ってた犬はその場でオロオロして動揺しまくりだったのですが、猫はさっとテーブルの下に避難してたの思い出しました」
「我が家の猫はこたつの中に避難して一晩出てきませんでした」
マキシシDOさんに話を聞きました。
ーー揺れるたびに2匹揃って机の下に隠れたのですか?
「いいえ、臆病なビリー(右側の茶トラ×白の猫)が地震のたびに机の下に隠れることが多く、まる(左側のタヌキっぽい猫)は、まったく無反応だったんです。でも、先日の地震だけは珍しく早めに反応して机に潜り込んでました。それにつられてビリーも机に駆け込んだという感じです。まるは、動物の勘が働いて大きな地震だけは敏感に感じ取ったのかも」
ーー普段は2匹一緒にいることが多いのですか?
「ビリーはまるのことが大好きで、まるがご飯を食べに行くと自分も食べに行くとか、まねばかりしています。だから一緒にいることが多いかも。まるはうっとうしいみたいですが」
ーーパニックになって走り回るということはありませんでしたか?
「それはなかったです。少し怯えていたけど机の下でじっとしていました。一番安全な場所だと分かっていたのかもしれません」
ーー普段から注意していることは?
「私は岩手県南在住で、3.11の時もけっこう被災したのですが、一番注意しなければならないと思っているのは、猫を外に逃してはいけないということです。だから安易に窓やドアは開けません。本当は地震のときは出口は確保しなくてはならないのですが、猫がパニックになって外に飛び出して、帰ってこなくなることの方が不安です。だから、猫が被害に合わないように注意しながら一緒に室内にいることにしています。いざという時は猫を連れて外に飛び出せるように、キャリーバッグは取り出しやすい場所に置いてます。今回のことで、万が一地震の時に私がいなくても、『猫たちは机の下に隠れる』ということが分かったので少しホッとしています。実際猫のほうが俊敏で勘が良いので、人間より危険を回避する能力があると感じています」
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)