「今までのサバゲーで一番驚いたのは、真田の格好でゲームに参加してるお爺ちゃんを見た時かな。衝撃すぎて今でも忘れられない。」

ソロミツさん（@sorokage）がTwitterに投稿した画像が「カッコイイ！」「勝てる気がしない」と話題になっている。そこに写っているのは、高齢者がよく使うカートを押しながら銃を構える、真田氏の赤い甲冑に身を包んだ謎の人物。この人は一体何者なのか。ソロミツさんに話を聞いた。

実はこれ、4月1日に投稿されたエイプリルフールのネタ画像。真田の家紋「六文銭」があしらわれた甲冑を着ているのは、お察しの通り、ソロミツさんご本人である。

「サバゲーに甲冑で参加している人はあまりいないので、珍しがられます（笑）」と話すソロミツさん。「ガチの甲冑サバゲーマー」は日本に5人いるかいないか、というほど希少な存在らしい。

「子供の頃から甲冑や武者が好きで、大人になったら等身大の甲冑を買って武者になるという夢をずっと持っていました。それが叶う過程でサバゲーにハマり、『好きな格好で好きな銃を持って楽しむ』という僕のサバゲーの時のモットーと合わせたら、甲冑サバゲーという形になりました。子供の時の夢を叶えた感じですかね」（ソロミツさん）

ちなみに兜や面などは骨董品、ネットで探して見つけたものを購入。鎧はサバゲー用品やコスプレボードを加工し、1週間ほどかけて自作したという。

使用している銃も、甲冑にマッチしているのが印象的だ。

「火縄銃を再現したエアガン『タネガシマ』はもちろんですが、89式や64式などの日本の小銃はかなり合いますね。甲冑を黒にしたら、短機関銃のMP5も意外と合いました」

ちなみに「なんでその格好でカート！？」という疑問もぶつけてみたところ、「そこにカートがあり、押してみたらシュールな絵面になったので撮ってもらったものです」とのことだった。

大きな反響を呼んだことについて、ソロミツさんは「こんな事になると思っておらずめちゃくちゃビックリしてます。でも貴重な体験ができたので皆様に感謝しております」と受け止める。

「これからも甲冑でのサバゲーを楽しんで続けていこうと思います。それこそ、自分がお爺ちゃんになった時も続けていけるよう、健康で平和な世であることを願っています」

（まいどなニュース・黒川 裕生）