「春の訪れを最高に感じた」春爛漫、満開の桜の向こうに多宝塔「迫力がスゴイ」「春色…文句なしです」
「春の訪れを最高に感じた」という文言とともに、満開の桜が美しい額縁のように中央の塔を囲む写真がtwitterに投稿され、国内だけでなく海外からも称賛を集めました。撮影したのはShota(@shnimohus)さん。この素晴らしい構図の写真作品をどうやって撮ったのかお聞きしました。
桜の額縁越しに見る景色は、どこか遠い国の見知らぬ場所のようです。夢幻の世界を垣間見るような感覚に「こんな場所に行ってみたい…」と願う人、「桜の額縁とはもの凄く綺麗ですね」「言葉が浮かばないけど…カッコよくて可愛くて…迫力がスゴすぎてビックリした」「すご~い…桜の花びらに焦点当てて…構図のバランス、春色…文句なしです」などと、その美しさに魅せられた人たちからの声が相次ぎました。
Shotaさんは京都在住の大学生、水田や雪解け水に映る反転世界の写真がこれまでもSNSで話題になってきた21歳のフォトグラファーです。そのみずみずしい感性がとらえた春の風景の写真が、今回も多くの人の心を打ちました。
■最近は海外からも作品にコメントが届く
--撮影場所と日時を教えていただけますか。
撮影場所は、奈良の壷阪寺(つぼさかでら)というところです。撮影日時は4月2日です。
--撮影方法も教えてください。
この写真は、iPhoneで撮ったもので(補正済み)、桜で塔を囲むような構図を探しました。目でも確認しつつ、背伸びをして、自分の頭より高い位置から超広角で撮っています。
--構図を決めるときに大事にしていることは。
紅葉だったり、新緑だったり、桜だったり、何かしら季節を感じるようなものがあればそれで額縁のような構図を作って、「主題となるもの」を見せる撮り方が個人的に好きでして。こういうときは、額縁となるような場所をいつも探しています。
--広く、海外からもコメントが届いています。
最近、外国の方もTwitter上で見ていただけることも多くなり、素直に嬉しい気持ちです。自分の写真を通じて、日本に行きたい、その場所に行きたいと思っていただけることが光栄です。
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「まいどなニュース」では昨年の初夏の時期に、Shotaさんが撮影した水田に映る飛行機雲のリフレクション写真をご紹介しています。「夏は、私の写真のスタイルを含め、個人的に写真を撮る上でいちばん好きな季節です。青空と入道雲、想像しただけで今からワクワクしています(笑)。夕立が去った後、雨によって出来上がった水たまりと夕焼けのリフレクションを狙うこともできますし、いろんなものを狙っていきたいなと思います」と話すShotaさん。ぜひ今夏も素晴らしい景色を見せてくださいね。
(まいどなニュース特約・山本 明)