あっ…!せっかく運んだクッションが落ちて呆然顔の猫 切ない背中に 「めっちゃ応援した…私が運んであげたい」
クッションを口にくわえ、よいしょ、よいしょ…と2階まで運ぼうとする猫さんのラストシーンがTikTokで話題です。
自分の体ほどあるクッションを2階に運ぼうとしているのは、1歳9カ月になる茶トラの「ムギ」君。バランスを崩しそうになりながらも、1段1段、懸命に階段を上っていきます。
そうして、ついに残り2段というところまでクッションを運んだムギ君!ところが、安心したのか、はたまた力尽きたのか、クッションが口から離れてしまいました。
回転しながら転がり落ちていくクッションを呆然とした様子で見つめるムギ君。可愛さと切なさが絶妙に混ざり合うその姿に、「めっちゃ応援した…私が運んであげたい」「頑張ったのにー!」「呆然とする猫、初めて見ました(笑)」といった声が集まり、7000超のいいねが押されました。
飼い主の「ムギ日記(@mugi.co.jp)」さんに、撮影時の状況について聞きました。
--ムギ君、あんなに頑張ったのに惜しかったですね。これは最近の出来事ですか?
生後半年くらいのときに撮影した動画です。初めて見たときはびっくりしましたし、ムギが階段から落ちてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしました。もともとネズミのおもちゃを運んで遊んでいたので、その延長線上の遊びなのかなと思います。
--お気に入りのものは運びたくなるのかな。2階まで無事に運べたことは?
あります!朝起きると、1階に置いてあったクッションが2階の寝室のベッドの上まで運ばれていることがよくありました(笑)。ただ、いつも私たちが寝ている間に運ぶケースが多いので、成功した様子は撮れていないんです。
--では、運んでいる姿を収めたこの動画は貴重だったんですね。
はい!早朝にムギが2階までクッションを運ぼうとしていたのですぐに撮影しました。この姿を見られるのは貴重なので、「いい動画が撮れたぞ」と思いました(笑)。ムギは頑張り屋さんなので、失敗した後も何度かチャレンジしていました。
--半年ほど前の動画だそうですが、今でもクッションを運んでいる?
成長するにつれ、自分の体よりも大きな長座布団を運ぶようになりました。今でも、夜中や私たちの留守中に運んでいるようで、2階にあった長座布団が階段下に移動していることがままあります。クッションを運ぶほか、ドアも開けたりするので、何にでも挑戦したい性格なのだと思います。
--ムギ君との出会いについても教えてください。
家族の職場に迷い込んできたのを保護された子です。当時は一人ぼっちでガリガリに痩せていて、お腹にサナダムシもいました。それが今では、ちょっと太り気味なほど元気そのものに成長しました。
--幸せな出会いだったのですね。普段はどんな子なのですか?
お風呂でもトイレでも、どこに行くにも付いてきたがる甘えん坊で、寝るときは同じベッドで眠り、私たちが帰宅すると必ず「ニャ-」と出迎えてくれます。もともと猫が苦手だった主人も、ムギと出会ってからすっかり猫好きになりました。2匹目がほしいというくらいです(笑)。
「たくさんの幸せをいつもムギからもらっているから、私たちもムギが幸せでいられるようにずっと大切にしていきます」と話してくれた飼い主さん。
TikTokにはムギ君の「階段再チャレンジ」動画、YouTube「むぎ日記」には「長座布団」動画も投稿されています。甘えん坊で頑張り屋さんのムギ君の姿が見られる飼い主さんのSNS、興味のある方はぜひ覗いてみてくださいね!
(まいどなニュース特約・鶴野 浩己)