「暴れるのは虎党じゃない」 観戦後ごみを拾い集める「甲子園美化委員会」にSNSが称賛 「ファンの鑑」
3月25日から4月3日にかけて9連敗するなどなかなか成績の振るわない今季の阪神タイガース。そんな状況の中だが、今SNS上ではタイガースファン有志による観客席の清掃活動が大きな注目を集めている。
「負けたけど甲子園美化委員会」とその清掃活動の模様を紹介したのはトラシュンさん(@oasobijin)。
これだけ負けがこんでくるといらだちでマイナスな行動をしてしまいそうなものだが、こんな時だからこそと他の観客が捨てたごみを回収してまわるトラシュンさん。そのファンの鑑とも言える姿に、SNSユーザー達からは
「ファンの鑑」
「自分もMAZDAに行ったときにやります真似させて頂きます」
「お疲れ様でした。自分は必ずゴミ箱に捨てさせて貰ってます。ゴム手袋の着用はされた方がよろしいかと思います。コーナンとかで介護用のゴム手袋百枚で800円くらいで売ってます^_^」
「ストレスフルな試合なのに、お疲れ様。明日も明後日もいい事あるよ!」
「みんな!暴動起こすような虎党だけじゃないんやで、、、!」
など数々の賞賛の声が寄せられている。トラシュンさんにお話をうかがってみた。
ーートラシュンさんは普段から甲子園球場で清掃活動をされているのでしょうか?
トラシュン:今回が掃除をしたのは初めてでした。試合展開的にお客さんが多く帰ってしまい、試合終了時にはガラガラでした。なにか、良いことをしないと阪神が勝てない気がしたので、掃除をさせていただきました。
ーー最近のタイガースは連敗が続いていますが、それと散らかり具合に因果関係はあると思われますか?
トラシュン:負けてしまいイライラしてしまうのはよくわかるので、そのために散らかってしまっていると思います。普段は良い方が多いので、選手の皆さんにも勝てるように頑張って欲しいです。
ーーこれまでのSNSのコメントや反響についてご感想をお聞かせください。
トラシュン:これだけ拡散されるとは思いませんでした。ちょうどその日阪神ファンの悪いニュースが流れていたようなのでそのせいかとも思っています。
◇ ◇
普段、マナーについてとやかく言われがちなタイガースファンだが、実際はトラシュンさん達のように良心的な人が多い。こういった活動が今後、タイガースファンのイメージ向上、ひいては阪神タイガースの健闘につながることを願うばかりだ。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)