本好きの夢を叶える「読書一生分」プレゼントが4年ぶりの100万円超え 「実にハッピー」と何故か大喜びの担当者に理由を聞いた
本好きの夢、それは本を買うのに一生困らないだけの財力(あと、収納場所と時間)。大日本印刷株式会社(DNP)が丸善ジュンク堂書店、文教堂、そして多様化する読書環境に応えるトゥ・ディファクトと共同で運営するハイブリッド型総合書店「honto」が、“一生分の読書代相当”のhontoポイントをプレゼントするという、本好きの夢を叶えるキャンペーンを今年も実施します。総務省の家計調査「一世帯当たりの書籍・雑誌等の年間支出額」に、厚生労働省の簡易生命表から平均寿命の長い女性の「平均寿命」を掛けて算出する「読書一生分」は、コロナ禍における巣ごもり生活や国民的人気コミックなどの影響で4年ぶりに100万円の大台を突破。抽選で1人に101万4099円分のポイントが贈られます。これで好きなときに好きなだけ本を買うことができる!やったね!!!
「読書一生分」のキャンペーンは、hontoの取り組みを通じてより多くの人にもっと本を読んでもらおうと2016年から始まり、今年で7回目。総務省と厚労省の統計を基に「人が一生で書籍購入に使う総額」を算出し、抽選で1人にhontoポイント(1ポイント=1円相当)としてプレゼントしています。
担当者によると、これまでのポイント額とキャンペーンの実施時期は…
・第1弾:116万円(2016年11月)
・第2弾:100万円(2017年4月)
※第2弾では家族5人分=500万円分を1人にプレゼント
・第3弾:100万3577円(2018年11月)
・第4弾:93万4586円(2020年4月)
・第5弾:93万5977円(2020年12月)
・第6弾:93万5977円(2021年5月)
そして第7弾の今回は4年ぶりの100万円超えなのですが、プレゼントするhonto側は何故か「実にハッピー!」と大喜び。しかも10周年を記念して、今回はさらに「2等:読書10年分相当のポイント11万5588円分(10人)」「3等:読書1年分相当のポイント1万1558円分(100人)」「4等:honto電子書籍ストアで使える1000円クーポン(1万人)」も大放出するというから大変なことになっています。
■ポイントを支払えなくなるくらい読書量が増えてほしい
運営側の負担は増すのに、それでもやはり「読書一生分」の額は大きい方が嬉しいものなのでしょうか? 野暮を承知でhontoの担当者に聞いてみました。
担当者「『読書一生分』の算出根拠にしている『書籍・雑誌の年間支出額』が増えた事実については、それだけ本を読む量が増えているということで、喜ばしい限りです。いつか『読書一生分』のキャンペーンポイントが支払えなくなるくらい、読書量も増えていくことを願っています」
多くの読書好きに支持され、会員数が700万人を突破(2022年4月現在)しているというhonto。10周年に対する思いと、キャンペーンにかける意気込みも聞きました。
担当者「利用者の方々に支えられ、10周年を迎えられることに大変感謝しております。このキャンペーンを機に、これまで読書をしてこなかった方や、読書から遠ざかっていた方も含め、多くの皆さまに本を手に取っていただけましたら幸いです」
「そして、『本っていいよね』と思う方が一人でも増え、今より少しでもひとりひとりの読書量が増えることを願って、これからもhontoは本好きの方に寄り添ったサービスを目指してまいります」
とはいえ「100万円では全然足りませんが?」という人も当然いるでしょう。そんな人は今年当てた上で、来年も再来年もぜひチャレンジしてみてくださいね。
キャンペーン期間は5月31日まで。エントリーは特設サイトから。
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「honto」は、ネット書店(本の通販ストア、電子書籍ストア)と、丸善、ジュンク堂書店、文教堂などのリアル書店を連携させた総合書店として2012年5月にサービスを開始。2022年5月に10周年を迎えます。
ネット書店とリアル書店共通で利用できるhontoポイントサービスは、その後、啓林堂書店、戸田書店(8店舗)、函館栄好堂 丸井今井店など全国各地のリアル書店を加え、現在約180店舗で展開しています。
(まいどなニュース・黒川 裕生)