「富山の田んぼがすごい」 3万本のチューリップ&立山連峰との絶景コントラストが話題
■北アルプスの麓に3万本のチューリップ
ツイッターに投稿された1枚の美しい写真が注目を集めました。「富山の田んぼがすごい」というつぶやきとともに、色とりどりのチューリップ畑、その向こうには田んぼが広がり、そして最後方にはまだ残雪が残る山が連なっている写真が添えられていました。春の息吹が感じられる構図に、「これは富山のどこでしょうか?来週富山に行くので是非ともみたいです」、「いつも見ていた風景がこんな素敵な写真になるなんて」という反響があり、いいねは2.4万件を超えました。
撮影したのは、イナガキヤスト(@inagakiyasuto)さん。撮影場所は富山県の入善町です。山脈の名は、立山連峰の北端にある僧ヶ岳(そうがだけ)。入善町では毎年『にゅうぜんフラワーロード』というイベントを開催しており、道沿いの田んぼに約3万本のチューリップが絨毯のように広がります。その向こうには水が張られた水田があり、水面には山の景色が映っています。
『にゅうぜんフラワーロード』というイベントは終了しましたが、チューリップの花の摘花が終わるまで、まだまだ美しい景色を楽しむことができます。
■「富山の本気」を撮影する写真家
イナガキヤストさんは、「富山の本気を撮影している」とツイッターの自己紹介に書いているのですが、なぜ「富山の本気」なのでしょう。イナガキヤストさんに尋ねると、「富山の魅力を全国の人に知っていただくため、SNSで写真を発表する時に『富山の本気』とつけるようになりました。『富山は何も無いと思われがちだけど、実は凄いんだよ!ということを言いたかったのですか?』と聞かれることがありますが、そういう意味ではありません。純粋に富山の風景が凄いと感じて、それを共有したかったからです」と、答えてくれました。
撮影スポットについて「道沿いから撮影しても十分綺麗ですが、近くの展望台から見たこの風景があまりにも綺麗でした。高いところから見下ろしたことで、チューリップと雪山だけではなく、水が張って鏡のようになった田んぼや奥の菜の花も一緒に撮ることができました」と教えていただきました。梅雨までのひととき春本番ですね。カメラを持ってお出かけしてみてはいかがでしょうか。
撮影機材
Camera: SONY α1
Lens: FE 70-200mm F2.8 GM OS
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)