「あそーれ!」盆踊り風ポーズを決める2匹の子猫にキュン♡ 「シンクロしてる」「ママ、ここだよ」アピール!?

「盆踊り風。」とつぶやき、1枚の写真をツイッターに投稿したジルさん(@xoxo_jillk)。そこに写っていたのは、盆踊り風にお手てを斜め上に挙げる子猫ちゃん2匹! それも同じポーズでシンクロしてます♡ 投稿者に聞きました。

■2匹のポーズがシンクロ「これは確実に同じ振り付けで踊ってる」

そんな子猫ちゃんたちの姿に「あそーれ!!」「盆踊り大会が開催されたのかしら?(笑)」「めんこいにゃ~」とくぎ付けなる人たちが続出。また「これは確実に同じ振り付けで踊ってる」と2匹のポーズがシンクロしているとの声も上がるなどたくさんのコメントが寄せられています。

写真の子猫ちゃんたちは、投稿者のジルさんが運営する保護猫シェルターで4月26日に生まれたばかりの子たち。盆踊り風のポーズを偶然目撃したというジルさんに、撮影時のことを聞いてみました。

■盆踊り風ポーズは、「ママここだよ!」とアピール?

--かわいい盆踊りを披露してくれた子猫ちゃんたち。母猫のお名前は?

「母猫は2、3歳くらいの三毛猫。保護した場所ではミケちゃんと呼ばれていたのですが、シェルターで新たな生活を始めるにあたり、天使の名前が由来のミカエラと名付けました。ミカ、あるいはミカママと呼んでいます」

--ミカママさんの子猫ちゃんなんですね。盆踊り風のポーズを目撃したときのことを教えてください。

「ミカと子猫たちは私が運営しているシェルターのサークルケージにいます。私はミカのご飯の用意やケージ内の掃除をしていました。ミカが食べ終わり、子猫たちのところに戻ると突然2匹の子猫たちがひっくり返り、手足を動かしてまるでここにいるよ!とアピールしているようでした」

--そのアピールをしているかのような姿が盆踊り風のポーズに見えたと。お手てを挙げて、「ママここだよ!」とアピールをしていたのかもしれませんね。

「はい。子猫たちが同じ方向に手を伸ばし、盆踊りをしているように見えてとてもかわいくて、思わず投稿しました」

--盆踊り風のポーズはどれくらい続いた?

「数十秒の間、子猫たちは手足を動かしていました。やがて自分たちで起き上がり、ママのおっぱいにたどり着けました」

■保護時に妊娠後期だった母猫 シェルターで5匹の子猫を出産

--ミカママさんが出産した子猫ちゃんたちの様子は。

「ミカは今回5匹の子猫を産みました。茶白2匹、サビ1匹、白茶1匹、そしてミカにそっくりな三毛1匹です。すくすく順調に育っています。おっぱいをたくさん飲んでぽんぽこりんのおなかがとてもかわいいです。

出産から毎日こんなに間近で観察していると成長の早さに驚きますし、ミカの愛情深い子育てに感心し、子猫たちの小さくかわいい体のパーツひとつひとつに、その動きのひとつひとつに感動し見入ってしまいます。気が付くと深夜、早朝の帰宅になったりします」

--ミカママさんを保護した経緯を教えてください。

「ミカは大型車が行き交う危険な場所に住んでいました。相談を受け、遠方ではありますが昨年よりそこにいた猫たちの保護を進めてきました。4月19日にやっと保護できたミカは妊娠後期。病院でエコーやレントゲンで子猫たちの体がしっかりで出来上がっている様子や心臓がトクトクと動く様子を見てシェルターで産んでもらうことを決意したんです」

--ミカママさんは、どんな猫ちゃん?

「現場にいたときはとても警戒心が強く、なかなか捕まらない猫でした。顔つきも鋭く、現場の粉じんで三毛柄は汚れていました。保護後はシェルターに到着する前から突然甘えん坊の性格を発揮し、なでてもらいたくて仕方がないようで。子猫たちが生まれたあともお世話の合間に私のそばに来てなでて!とアピールします。ミカ専用ブラシでのブラッシングがとても気に入ったようです」

--子猫ちゃんたちが少し大きくなったら、里親さんを探される?

「子猫たちの成長を待って、適切な時期になりましたら里親募集を始めます。出産前からずっと見守ってきたので里親さんに託すときはきっととても複雑な気持ちに、娘を嫁に出すような気持ちになるのだろうと思います」

  ◇   ◇

今回のツイートにこんなリプライが寄せられました!

「今から練習して置けば夏の本番のときはバッチリ踊れますね」

「踊りしてますねぇ 可愛すぎて笑いが止まらないです」

「きゃーキャワいいぃ!たまんないですね❣」

「はあっ北海名物」

「この二人シンクロ中だぁ~」

「シンクロしてる!!️!!️」

「にゃにゃんがにゃん にゃにゃんがにゃん あっ、そーれ」

「ワロタ」

「夏が来るわね…」

「お上手ですね~」

  ◇   ◇

2018年からの3年間にわたり、エアライフルで多数の猫たちが殺傷された事件が起きたことをきっかけに一念発起し、その現場の猫たちの避難場所としてシェルターの運営を始めたというジルさん。保護した猫たちのことをこう訴えます。

「事件発生時にそのすぐそばにいた子たちは今もその恐怖を引きずっていて心の傷を癒すのに時間がかかるかも知れません。鉛弾が体内に残っていた子たちは摘出手術を受け、後遺症もなく経過は順調です。

また動物虐待、ロードキルが多発していた地域から来た子、山の中や公園に遺棄された子、引っ越しで置き去りにされた子、多頭飼育崩壊現場から来た子もいます。悲惨な動物虐待事件を経験し、猫が屋内外で繁殖し過酷な生活を強いられている現場の対応をしてきた中で、命に優しい世の中になってほしい、不幸な猫たちを減らし一頭でも多く幸せにしたいと強く思います」。

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

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