「もう一口食べたくなる牛肉」神戸の専門店に潜入 牛飼いが挑む、究極の純但馬牛ハンバーグに舌鼓
「もう一口食べたくなる牛肉」をコンセプトに牛肉生産をし、その牛肉で肉料理にも挑戦したいと、神戸市西区竜が岡に誕生した純但馬牛専門店「Wagyu_Jockey」が人気を集めている。手がけているのは但馬牛のみを生産する「神戸うすなが牧場」の経営者でもあり、牛肉販売会社や飲食店も経営されている碓永芳輝さん。おいしさの秘訣はベースとなる但馬牛のこだわりの飼育にもあった。
■「神戸うすなが牧場」で飼育されたこだわりの但馬牛
お店に行く前に立ちよったのが神戸ビーフのもととなる但馬牛を育てている「神戸うすなが牧場」(神戸市西区)だ。出迎えていただいたのが、牧場主の碓永芳輝さん。26歳の若き経営者だが、畜産農家としてのこだわりはすごい。
牧場を見れば、しっかりと管理されているのがわかる。衛生的でどの牛たちも元気で食欲も旺盛。 牛の体調管理などはもとより、食べている餌にもこだわり、中身を聞いてびっくり。地場生産された日の出みりん粕、灘の酒粕、ビール粕、醤油粕などの地場産飼料を中心にブレンドされているといい、牛も食欲が進むのがわかる。また、藁も食べやすいように全てカットされていた。
なるほど、聞けばうすなが牧場産の但馬牛は人気が高く、国内だけでなく、アメリカなどからも引き合いがあるという。そんなクオリティの高い牛肉を提供しようと2021年10月に誕生したのが牧場直営のレストラン「Wagyu_Jockey」だ。
■牛を知り尽くしたプロがおすすめの絶品ハンバーグ
この純但馬牛専門店「Wagyu_Jockey」は、ランチタイムのみの営業で、JR魚住駅から車で約10分。通常のハンバーグはパン粉などつなぎを入れるが、ここでは 100%但馬牛で作られている。そのため、食べた瞬間からお肉がギューと詰まった肉々しい食感と味が楽しめるのだ。
まずは何もつけず、そのまま食したい。その後で岩塩やポン酢、トッピングの黄身やチーズを楽しみたい。米は地元のコシヒカリで、これがまた肉にあう。
ちなみに、150グラムのハンバーグセットはワンドリンク付いて 2000円(税込)。男性にオススメの満肉セット(ダブル300グラム)3000 円(税込)もある。※ハンバーグは個数限定なので、予約して訪れてほしい。
「純但馬モツカレー」(1500円税込※+1000円でハンバーグトッピング可)も人気が高い。こちらは小腸が入っていて、トロトロで、肉の旨味が凝縮されている。名物となっている「Jockey バーガー」(3000円税込)は見るからに豪快。贅沢な但馬牛のバーガーで、食べごたえもある。
夜は1日2組限定の焼肉屋さん「牛健児(うしこでい)」が隣のスペースにオープンする。こだわりハンバーグや純但馬牛の焼肉を食べるには、昼も夜も予約して訪れた方がいい。
▼Wagyu Jockey
神戸市西区竜が岡4-20-12/ 090-3162-1091
営業時間11:30~15:00
(まいどなニュース特約・山中 羊子s)